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もののけ姫のヤックルのモデルとは?アシタカの相棒カモシカ説を徹底解説!

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もののけ姫のヤックルのモデルとは?アシタカの相棒カモシカ説を徹底解説!

もののけ姫を観ていて、アシタカと共に旅をする愛らしい動物ヤックルに心を奪われた方も多いのではないでしょうか。「この子は一体どんな動物なの?」「実在するモデルがいるの?」と疑問に思ったことはありませんか。実は、ヤックルには複数の実在動物の要素が巧みに組み合わされており、その謎に満ちたモデルを知ることで、さらにもののけ姫の世界観を深く楽しむことができるのです。この記事では、ヤックルの真のモデルについて徹底的に解説していきます。

ヤックルの正体は「アカシシ」という設定の架空動物

ヤックルは架空の動物です。「今日では絶滅した、アカシシと呼ばれる大カモシカ」という設定がありますと、スタジオジブリ公式が明確に回答しています。つまり、ヤックルは現実には存在しない、宮崎駿監督が創造した完全なる架空の生き物なのです。

同映画の設定に拠ると「今は絶滅した、アカシシと呼ばれるオオカモシカ」とのこと。実在するニホンカモシカにも「アオシシ」や「アオ」という別名があるという設定からも分かるように、「アカシシ」という名称は実在のカモシカの別名「アオシシ」と対をなす形で考案されたものと考えられます。

劇中でも、ジコ坊が引用した古い文献には「アカシシに跨がり、石の矢尻を使う勇壮なる蝦夷の一族有り」と記され、同じ土地に住むエミシ独特の文化と密接に関わっているようだと描かれており、エミシ族の騎乗動物として特別な存在であったことが示されています。

モデルとなった動物たち:エランド、アイベックス、カモシカ

エランドが主要モデル

モデルとなった動物はエランドであり、行動はシャモア、模様はリーチュエ、巨大な角はアイベックス、オリックス、サオラ、セーブルアンテロープ、ブルーバック、ブラックバック等にも似ていると詳細に分析されています。

エランドはレイヨウ類の中でも最大の動物で、別名オオカモシカとも呼ばれる。体長はオスで240~350cm、メスで200~280cm。体重はオスで400~1000kg、メスで300~500kgという大型の体格は、人を乗せて移動するヤックルの設定と合致します。また、大きな体だが、意外にもジャンプ力があり、1.5~2mくらいの高さを飛び越えることもあるという身体能力も、劇中でヤックルが見せる驚異的な跳躍力と一致しています。

アイベックスの特徴的な角

ビジュアルだけでとても良く似ているのは、アイベックスです。アイベックスとはヤギ属に属する哺乳類の一種ですが、その特徴となる立派な角と赤茶色の体、そして高い身体能力はまさにヤックルのモデルには相応しいといえそうです。

外観は、年々成長し10kgを超える大きさに成長する角が特徴的であるというアイベックスの特徴的な角は、ヤックルの印象的な角のデザインに大きな影響を与えています。さらに、アイベックスは非常に機敏です。走り出すことなく、6フィート(1.8メートル)以上まっすぐにジャンプできます。これにより、山岳地帯を簡単に登ることができますという身体能力は、まさにヤックルが映画で見せる驚異的な運動能力そのものです。

カモシカの脚力とバランス感覚

「カモシカのような脚」という誉め言葉があるが、ヤックルの場合は現実のカモシカと同じしっかりとした脚をしているとあるように、ヤックルの脚力にはカモシカの特徴が色濃く反映されています。

宮崎駿による創作の経緯と『シュナの旅』での初登場

ヤックルの実は古い歴史

実は、ヤックルがもののけ姫で初めて登場したわけではありません。この作品に出てくる動物「ヤックル」は、後に『もののけ姫』に、「ミノノハシ」は漫画『風の谷のナウシカ』にも登場する他、『天空の城ラピュタ』と『もののけ姫』にも登場しているとあるように、1983年に出版された宮崎駿の絵物語『シュナの旅』に既に登場していました。

「もののけ姫」公開よりも遥か以前に発表された作品で、この世界では個体の愛称ではなく動物の種類としてヤックルと呼ぶ。宮崎は「ヤックルは実在しない生き物を描くほうが楽だという思いが自分の中のどこかにあったので、作りました」と語っているという監督の証言からも、ヤックルは意図的に創作された架空の生物であることが分かります。

チベット民話からの影響

チベット民話「犬になった王子」(文:君島久子、絵:後藤仁 / 岩波書店)が元となっている。麦を求めて王子が旅をするという民話で、『シュナの旅』も基本的に同じ構成ではあるが、登場人物・キャラクター等は宮崎独自のものとされており、ヤックルも含めて、宮崎駿独自の創造によるものです。

監督の論では、日本の通俗アニメーションを腐らせている一つに「動機の喪失」がある。例えば、監督が以前チベット民話『犬になった王子』(文:君島久子、岩波書店)に触発されて描いた『シュナの旅』である。ヤックルに乗る主人公シュナは、自国を貧困から救う穀物の種、「金色の種」を求め旅に出るこのように、ヤックルは宮崎駿の創作における重要なモチーフとして長年育まれてきた存在なのです。

アシタカとヤックルの理想的な相棒関係

絆の深さと信頼関係

どんな窮地にあっても常にアシタカを守ろうと必死で、それでいてアシタカの命に忠実に従います、もはや使役動物というよりは相棒に近いほど深い中にあるアシタカとヤックルです。この関係性こそが、ヤックルがただの移動手段ではなく、真の相棒として描かれている理由です。

性格は温厚で、主人(相棒)であるアシタカの命に忠実で、身の危険を感じようともアシタカを見捨てず指示に従うとても健気ですが信頼感のある動物ですという性格設定により、ヤックルは単なる騎乗動物を超えた存在として機能しています。

実用的な能力と精神的支柱

ヤックルは馬にはない跳躍力を持ち、水の中を泳ぎ、そして何よりタタリ神を上回る足の速さを持っていたのですという身体能力の高さが、アシタカの冒険を支える重要な要素となっています。

また、アシタカの良き相棒であり、劇中では常にアシタカを乗せて活躍していたヤックル。尻に矢が刺さった時も、タタリ神に襲われた時も、アシタカの側を離れるとはありませんでしたという忠実さは、視聴者にも強い印象を与えています。

ヤックルの外見的特徴と行動パターンの詳細分析

身体的特徴

ヤックルの外見は赤茶色の皮膚に大きな角、首周りの白いふわふわした毛が印象的で、4本のしなやかな足を持つ架空の生物として描かれています。この特徴的な外見は、複数の実在動物の特徴を巧みに組み合わせた結果生まれたものです。

正面から見るとハート形にも見える、輪を連ねたような凹凸のある立派な二本角も特徴という角のデザインは、アイベックスの角を参考にしながらも、より装飾的で美しい形状に仕上げられています。

行動の特徴

アシタカはなぜヤックルを相棒に選んだのでしょうか。劇中の描写から、『もののけ姫』の世界では馬に乗る人が多いようでした。しかし映画冒頭、タタリ神から逃げるアシタカが乗っていたのはヤックルでした。これは、ヤックルが馬以上の能力を持つ特別な存在であることを示しています。

SNSや専門家による考察とファンの反応

先週地上波でジブリ映画のもののけ姫を放送していたようで、SNSにそれ関連の話が流れていた。その中で、架空の生きものであるアカシカのヤックルのモデルがカモシカというのがあって、てっきりアフリカのウォーターバックかと思っていたのでちょっと驚いた次第

この投稿からは、ファンの間でもヤックルのモデル動物について様々な意見があることが分かります。専門家の視点から見ても、ヤックルの造形が巧妙に作られていることが伺えます。

『もののけ姫』の舞台は日本だけどヤックルは完全に創作上の動物だ。ストレートにモデルになった種もいないイマジネーションの存在だ

この考察では、ヤックルが純粋に創作された存在であることが強調されており、宮崎駿の創造力の高さを物語っています。

宮崎駿監督の漫画『シュナの旅』には、映画『もののけ姫』の”ヤックル”が登場。名前がヤックル。見た目の配色や角のデザイン。ヤックルそのままの印象。アシタカの相棒ヤックル。かなり以前に誕生していたのですね

この投稿は、ヤックルの歴史的な背景について触れており、もののけ姫以前からの長い創作過程があったことを示しています。

ヤックルが象徴する自然と人間の理想的関係

共存のシンボル

ヤックルとアシタカの姿は自然と人間との理想の形と感じます、主従関係があるにしろあそこまでの信頼関係は本当の相棒として共に過ごしてきた姿が容易に想像できます。この関係性は、もののけ姫全体のテーマである自然と人間の共存を体現している重要な要素です。

この二人の関係があるからこそ、エボシ御前やジゴ坊の人間の気持ちも、山犬達の自然の大切さもどちらの気持ちもわかり共存する道を見出したアシタカだからこそこの戦いの無益さを感じていたのかもしれませんねという指摘は、アシタカとヤックルの関係が物語全体の核心に関わることを示しています。

癒しの存在

このヤックルのキャラクターは、生と死、そして「生きろ」というテーマでシビアに描かれる物語の「もののけ姫」の中で、ほっとする雰囲気を持っており、観客にとって癒やしのポイントとなっています。シビアな戦いの中にあっても、ヤックルの存在が物語に温かみを与えています。

まとめ:複数動物の要素を組み合わせた究極の相棒

ヤックルのモデルは、カモシカ、エランド、アイベックスなど複数の実在動物の特徴を巧みに組み合わせた、宮崎駿による創作の傑作です。主要なモデルとなったエランドからは大型の体格とジャンプ力を、アイベックスからは特徴的な角と山岳での機動力を、カモシカからはしなやかな脚力を取り入れています。

しかし、ヤックルの真の価値は、その身体的特徴以上に、アシタカとの理想的な相棒関係にあります。1983年の『シュナの旅』から長年にわたって育まれてきたこのキャラクターは、自然と人間の調和的関係を象徴し、もののけ姫という重厚な物語の中で観客に安らぎを与える存在として機能しています。

宮崎駿が「実在しない生き物を描くほうが楽だという思いがあった」と語ったヤックルは、現実の制約から解放された純粋な創作の産物として、私たちの心に深く刻まれる不滅の相棒となったのです。

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