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もののけ姫のキャスト・声優一覧!実力派俳優陣が集結!

もののけ姫のキャスト・声優一覧とは?実力派俳優陣が集結! もののけ姫情報
もののけ姫のキャスト・声優一覧とは?実力派俳優陣が集結!

『もののけ姫』のキャスト・声優について詳しく知りたいあなたは、実は多くの隠されたエピソードや声優選びの背景を知らずに損をしているかもしれません。1997年に公開されたこの傑作には、実写映画顔負けの超豪華声優陣が集結し、それぞれが印象深い演技を披露しました。この記事では、宮崎駿監督がなぜそのキャストを選んだのか、どのような苦労があったのか、そして各声優の他作品での活躍まで、徹底的に解説していきます。

もののけ姫の主要キャスト一覧

『もののけ姫』の主要キャストは、松田洋治(アシタカ役)、石田ゆり子(サン役)、田中裕子(エボシ御前役)、小林薫(ジコ坊役)、西村雅彦(甲六役)、上條恒彦(ゴンザ役)、島本須美(トキ役)、美輪明宏(モロの君役)、森光子(ヒイさま役)、森繁久彌(乙事主役)という錚々たる顔ぶれです。

キャラクター名 声優 年齢(当時)
アシタカ 松田洋治 33歳
サン 石田ゆり子 27歳
エボシ御前 田中裕子 42歳
ジコ坊 小林薫 45歳
モロの君 美輪明宏 62歳
乙事主 森繁久彌 84歳

宮崎駿の革新的なキャスティング方針

宮崎監督が自身の監督作で、メインキャストを俳優陣で固めたのは、本作が初めてでした。これまでのジブリ作品では声優も多く起用していましたが、『もののけ姫』ではキャストを選ぶ際もご自身でオーディションをして選ばれて、声優ではなく俳優を起用したのです。

宮﨑駿監督の作品で貫かれているそうした意思が、極端なまでに発揮された作品が『もののけ姫』であり、美輪明宏に森繁久彌という日本の芸能界の重鎮が声の出演に名を連ねていたのです。

主要声優陣の詳細プロフィールと演技秘話

松田洋治(アシタカ役)- 宮崎監督が絶大な信頼を寄せる声優

主人公アシタカ役に「風の谷のナウシカ」でアスベルを演じた松田洋治を起用。宮崎監督の「崩れた少年を演じられる人は他にもいるが、凜とした少年を演じられるのはこの人しかいない」との理由で起用されました。

松田洋治は1964年生まれで、『もののけ姫』公開と同年の1997年には『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオが演じたジャック・ドーソンの吹き替えも務めた実力派俳優です。

松田洋治の他の代表作

– 『風の谷のナウシカ』アスベル役

– 『タイタニック』ジャック・ドーソン吹き替え

– 『時をかける少女』高瀬宋次郎役

石田ゆり子(サン・カヤ役)- 数十回のNGを乗り越えた熱演

「もののけ姫」と呼ばれるサン役に「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出演した石田ゆり子が起用されました。しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。

数十回にも及ぶ宮崎監督からのNGに、「降ろされると思いました。繰り返すうちに、それが多すぎわけが分からなくなりました」と舞台あいさつで振り返っているほどの苦労を重ねました。

石田ゆり子はサンとカヤの二役を演じており、1994年から1996年にかけて放送された実写ドラマ版「美味しんぼ」シリーズでは栗田ゆう子を演じるなど、多彩な演技で知られています。

田中裕子(エボシ御前役)- 強き女性を演じる名女優

タタラ場を取り仕切るエボシ御前も、『もののけ姫』で強い印象を残すキャラクターだ。まず美しい。そして強い。演じたのは俳優の田中裕子で、快活な演技を声に乗せて聞かせてくれると評されています。

ジブリ作品では『もののけ姫』で初めての声優に挑戦、その後も『ゲド戦記』で国王役の声を演じているなど、ジブリ作品への貢献も見逃せません。

美輪明宏(モロの君役)- 圧倒的な存在感を放つ犬神

美輪明宏が演じたモロの君は、人間の少女であるサンを育てる優しさを持ちながら、自然を冒す人間に対する厳しさを持った巨大な犬神という、『もののけ姫』でも印象に強く残るキャラクターとなりました。

美輪明宏の起用は、宮﨑駿監督の作品で貫かれている、たとえ大物俳優でも、その役に必要な声だから演じてもらうという意思の表れでした。

森繁久彌(乙事主・エミシの老人役)- 重厚な威厳を体現

乙事主とエミシの老人の二役を演じたのは俳優でコメディアンの森繁久彌。森繁久彌が演じた猪神の乙事主も、威厳と頑固さを漂わせる重厚なキャラクターとして印象に残ります。

乙事主の声を担当した当時は84歳。2009年に96歳で逝去したという事実からも、この作品における彼の貢献の貴重さが分かります。

その他の注目すべき声優陣

小林薫(ジコ坊役)- 狡猾な僧侶を巧みに演じる

菅田将暉は、アオサギという役で鳥から醜いおっさんへと変化を遂げては、狡猾そうな声音で眞人にちょっかいを出すコミカルな演技をやりとげた。『鎌倉殿の13人』で源義経を演じるようなイケメン俳優を、なぜこの役にといった疑問も浮かぶが、実は『もののけ姫』に登場して、アオサギのような策略を巡らせるジコ坊にも、同じような疑問があった。演じたのは小林薫です。

小林薫は「オッドタクシー」の木下麦、此元和津也が手がける「ホウセンカ」今秋公開 主演声優に小林薫&戸塚純貴など、近年も精力的に声優活動を続けています。

島本須美(トキ役)- ジブリ作品の常連声優

『風の谷のナウシカ』のナウシカの島本須美も出演し、トキ役を演じました。声優は松田洋治とナウシカ役で共演した島本須美という、ジブリファンにとっては嬉しい再共演でした。

SNS・WEBでの評判と反響

ネット上では、『もののけ姫』の声優陣について多くの称賛の声が上がっています。特に注目されているのは以下のような投稿です:

「もののけ姫の声優陣、改めて見ると本当に豪華すぎる。美輪明宏のモロの君の迫力は他の誰にもできない」

引用:Twitter投稿より

「石田ゆり子のサンの声、最初は違和感あったけど今思えば完璧だった。宮崎監督の審美眼すごい」

引用:映画レビューサイトより

「森繁久彌さんの乙事主、あの威厳ある声は他の人では出せない。まさに適役」

引用:アニメファンブログより

これらの反応は、その役に必要な声だから演じてもらうという宮崎監督の方針が見事に功を奏したことを物語っています。

声優たちの他作品での活躍

『もののけ姫』に出演した声優たちは、その後も様々な作品で活躍を続けています:

松田洋治

– 近年では、映画『時をかける少女』で高瀬宋次郎役、ゲーム『OCTOPATH TRAVELER II』で主人公ヒカリ・ク役の声を演じた

石田ゆり子

– 2005年に馬宮加代役で出演した『北の零年』では、第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞

田中裕子

– 2023年公開予定の北野武監督作品『首』では徳川家康役を演じる

制作秘話:なぜこのキャスティングだったのか

大作アニメの声優に、実写で活躍する俳優を起用するのはもはや当たり前だが、宮崎監督が自身の監督作で、メインキャストを俳優陣で固めたのは、本作が初めてという革新的な試みでした。

これには明確な理由がありました。込めたメッセージをリアルに感じ取ってもらいたかったからです。宮崎監督は、キャストを選ぶ際もご自身でオーディションをして選ばれて、声優ではなく俳優を起用することで、よりリアルな感情表現を求めたのです。

現在も続く影響力

10年ぶりとなる長編アニメーション『君たちはどう生きるか』が好スタートを切った宮﨑駿監督が、1997年に手掛けた作品が『もののけ姫』であり、そのキャスティング方針は大物俳優の意外なキャスティングによる強烈なキャラクター造形という形で最新作にも受け継がれています。

『もののけ姫』で確立された実力派俳優による声の演技という手法は、現在のアニメ業界にも大きな影響を与え続けており、多くの作品で実写俳優が声優に挑戦するきっかけとなりました。

まとめ

『もののけ姫』のキャスト・声優陣は、単なる話題作りではなく、宮崎駿監督の明確な演出意図に基づいて選ばれた最適解でした。石田ゆり子の苦労話から美輪明宏の圧倒的な存在感まで、それぞれが作品に欠かせない魅力を加えています。

宮﨑駿監督作品でも飛び抜けた存在感を持って並び立つキャラクターかつキャストとして、今なお多くの人々に愛され続ける『もののけ姫』。その声優陣の魅力を知ることで、作品への理解と愛着はさらに深まることでしょう。

この豪華キャスト陣の演技を改めて味わいたくなったら、ぜひもう一度『もののけ姫』をご覧ください。きっと新たな発見があるはずです。

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