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もののけ姫の舞台・聖地・場所モデルとは?屋久島から白神山地まで完全解説!

もののけ姫の舞台・聖地・場所モデルとは?屋久島から白神山地まで完全解説! もののけ姫情報
もののけ姫の舞台・聖地・場所モデルとは?屋久島から白神山地まで完全解説!

もののけ姫の神秘的な世界観に魅了され、「あの美しい森や風景は実在するの?」「宮崎駿監督はどこを参考にして作品を作ったんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、スタジオジブリ公式が明かした舞台モデルから、ファンの間で推測される聖地まで、日本全国には数多くの「もののけ姫の場所」が存在するんです。この記事では、それらの舞台・聖地・場所モデルを徹底的に解説していきます。

もののけ姫の舞台モデル【公式発表】屋久島と白神山地

宮崎駿監督は「もののけ姫」の制作にあたり綿密な取材を繰り返し、スタジオジブリ公式でも「大いに参考にした場所」として屋久島と白神山地の2か所を挙げています。これは他のジブリ作品とは異なり、珍しく公式に明言された舞台モデルです。

屋久島・白谷雲水峡【シシ神の森のモデル】

屋久島は、「もののけ姫」のモデル地であるとスタジオジブリから公表されており、宮崎駿監督は屋久島の中でも白谷雲水峡に何度も足を運び「もののけ姫」の森のイメージを創り上げていったそうです。

白谷雲水峡は、自然蘚苔類学会が「日本の貴重な苔の森」に制定した日本有数の苔スポットで、苔で覆われた幻想的な世界が一面に広がっています。特に、「苔むす森」は「もののけの森」とも呼ばれ、『もののけ姫』の世界に入ったような気持ちになれます。

場所 屋久島白谷雲水峡(鹿児島県)
モデル対象 シシ神の森、こだまの森
アクセス 宮之浦港から車・バスで約30分
見どころ 苔むす森、弥生杉、太鼓岩
トレッキング時間 1~6時間(コースによる)
協力金 300円

屋久島には600種類以上のコケ植物が生息しているとされており、これは日本全体で生育しているものの3分の1にあたるそうです。この豊富なコケ植物が、もののけ姫に登場する神秘的な森の雰囲気を生み出している重要な要素となっています。

白神山地【エミシの村とシシ神の森のモデル】

青森県と秋田県にまたがる白神山地は、映画「もののけ姫」のアシタカが住むエミシの村のモデルとも言われており、世界最大級のブナの森が広がっています。

白神山地には豊かなブナ林があり、特別天然記念物であるニホンカモシカや天然記念物であるクマゲラ、ニホンザル、イヌワシ、ニホンツキノワグマなど4000種を超える動物が自然の中で生息しています。

場所 白神山地(青森県・秋田県)
モデル対象 エミシの村、シシ神の森
特徴 世界最大級のブナ原生林
見どころ 青池、十二湖、ブナ林散策道
生物多様性 4000種を超える動物が生息
世界遺産登録 1993年(屋久島と同時)

白神山地の麓にある「青池」はその名の通り美しい青色をした池で、作中でシシ神の森にある池とよく似た雰囲気で神秘的です。透明度が高く、青いインクを流し込んだような色をした青池は、季節や時間帯によって異なる青色を見せてくれます。

タタラ場のモデル【島根県菅谷たたら山内】

宮崎駿監督の映画『もののけ姫』には、たたら場が物語のカギを握る重要な場所として描かれていますが、このモデルとなったのが「菅谷たたら山内」であるといわれています。

現存するのは島根県雲南市吉田町にある「菅谷(すがや)たたら」のみで、『もののけ姫』に登場するたたら場のモデルも、この菅谷たたらと言われています。

菅谷高殿の歴史と特徴

山内(さんない)とは、たたら製鉄が行われた施設とそこで働く人々の居住区が一体的に配置されていた集落のことです。雲南市吉田町に所在する「菅谷たたら山内」は、このような集落形態の特徴がよく残されており、昭和42年(1967)に国の重要有形民俗文化財に指定されました。

項目 詳細
所在地 島根県雲南市吉田町
稼働期間 1751年~1921年(約170年間)
文化財指定 国の重要有形民俗文化財(1967年)
建物構造 一辺約18m四方の正方形
入場料 大人300円、小・中学生200円
現存状況 日本唯一の現存する高殿

実際たたら製鉄を行う集落は、付近の農村とは隔絶した自治領のような存在でした。たたら製鉄者たちの集落は「山内」と呼ばれ、人口は100~200人ほどあり、山内だけで通用する銭札も発行されていました。これら山内のすべてを取り仕切るのが「鉄師」で、『もののけ姫』におけるエボシ御前はまさに鉄師と言えます。

登場人物の名前モデル【長野県富士見町】

意外に知られていないのが、もののけ姫の登場人物の名前の由来です。長野県富士見町には、「もののけ姫」に登場する人物の由来となっている地名がいくつかあります。

富士見町由来のキャラクター名

  • エボシ御前:富士見町落合にある烏帽子地区。この地区には、烏帽子の形をした烏帽子池があるため、このような名称になったようです。
  • 甲六:富士見町甲六川。甲六公園の近くには甲六川が流れています。宮崎駿監督自身が、甲六の由来は、甲六川であると発言しています。
  • 乙事主:富士見町乙事。現在は、土地の名前のみですが、明治時代は乙事村として集落があったそうです。
  • ジコ坊:地名ではありませんが、富士見町には、ハナイグチというきのこがあります。このキノコの長野県での方言での呼び名がジコボウなのです。

これらの名前の由来は、宮崎駿監督が長野県での取材や体験を通じて得たインスピレーションから生まれたものと考えられます。

その他の聖地・モデル候補地

岩手県平泉【ヒイ様の神殿モデル説】

平泉には征夷大将軍に任命された坂上田村麻呂が蝦夷(えみし)を討伐し平定したことを発端に建てられたお堂があり、岩壁に沿うような形で建てられています。ヒイ様の夜の集まりがあった建物も、巨大な岩に沿って建てられています。

北海道小樽【タタラ場内部モデル説】

一部のファンの間では、北海道小樽市の鰊御殿がタタラ場の内部構造のモデルになったという説もあります。これは建物の構造や雰囲気が似ていることから推測されています。

ジブリパーク【もののけの里】

『もののけ姫』に登場する和風の里山的風景をイメージしたエリア。作品内の建物をモチーフにした体験学習施設「タタラ場」や、「乙事主」の滑り台、「タタリ神」のオブジェがあります。

2022年にオープンしたジブリパークでは、もののけ姫の世界観を体験できる施設が整備されており、現代におけるもののけ姫の「聖地」として新たに注目を集めています。

SNS・Web上での聖地巡礼体験談

「もののけ姫見た後に屋久島行ったら、自然の見方が完全に変わった。本当に森に神様がいると思える」

多くのファンが実際に聖地を訪れ、作品の世界観を体感しています。特に屋久島の白谷雲水峡では、苔むした森を歩きながら「こだま」の存在を感じられるという体験談が数多く寄せられています。

Twitter上では「#白神山地 #青池」のハッシュタグとともに、神秘的なブルーの湖の写真が多数投稿されており、その美しさに感動したファンのコメントが溢れています。

地元のおばあちゃん「どこから来られたの?」「せっかく遠くから来てもろうたのに、カツラや桜が咲いてなくて綺麗なところを見せてあげられなくて申し訳ないね~。」

島根県の菅谷たたらでは、地元の方々の温かいもてなしも含めて、訪問者にとって忘れられない体験となっているようです。

宮崎駿監督の制作背景と取材エピソード

1995年5月と7月の2回に分かれて、美術・CG・作画・制作などのスタッフを連れてロケハンのため屋久島を訪れています。宮崎駿監督は「僕が日本というものに抱いていた妄想を形にする時に、スタッフに手がかりを与えるために行ったんです」とコメントしています。

DVD「もののけ姫はこうして生まれた」を見ていると面白いコメントがありました。「その時、彼(宮崎監督)が言い出したのが「もう一回屋久島でやろう」。もう一回というのは、彼はある時屋久島へ行って、そこで原生林を見たことが実はナウシカのきっかけになるんです。腐海の設定ですね。」

このように、屋久島は宮崎駿監督にとって「ナウシカ」から続く自然観の源泉であり、「もののけ姫」でその集大成を表現したことが分かります。

聖地巡礼の際の注意点とマナー

自然環境への配慮

いよいよ夏休み突入で本格的な旅行シーズン到来である。聖地巡礼の際はマナーを守って楽しむようにしたい。聖地巡礼を計画される際は、必ず事前に最新の交通情報や入山規制をチェックし、自然環境への配慮を忘れずに、素晴らしい体験をお楽しみください。

トレッキングの服装と準備

もののけ姫の舞台、白神山地と屋久島を登山・トレッキングするにはどんな服装で行ったら良いのでしょう。観光のついでだからスカートやパンプスを履いておしゃれにキメたいところですが、やはりそれでは大自然の洗礼を受けてしまうことになりかねません。基本的なトレッキングの服装について紹介します。

特に屋久島は「1ヶ月に35日雨が降る」と言われるほど雨の多い島なので、雨具の準備は必須です。

まとめ:もののけ姫の舞台で感じる自然の神秘

もののけ姫の舞台・聖地・場所モデルは、日本全国に点在する美しく神秘的なスポットばかりです。公式に発表された屋久島の白谷雲水峡と白神山地を筆頭に、タタラ場のモデルとなった島根県の菅谷たたら、さらには登場人物の名前の由来となった長野県富士見町まで、それぞれが独特の魅力を持っています。

これらの場所を訪れることで、私たちは映画の世界観を体感するだけでなく、自然環境の大切さ、そして人間と自然の共存について深く考える機会を得られます。

映画で描かれた「森とタタラ場、双方生きる道はないのか」というアシタカの問いかけは、現代の私たちにとっても重要な課題です。聖地巡礼を通じて、宮崎駿監督が込めた自然への愛情と環境保護のメッセージを、実際に肌で感じてみてはいかがでしょうか。

世界遺産に登録された屋久島と白神山地をはじめとする「もののけ姫の舞台」は、日本が誇る自然の宝庫です。ぜひマナーを守りながら、この神秘的な世界を体験してください。きっと映画を見返したときに、新たな発見と深い感動が待っているはずです。

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