千と千尋の神隠しで人気のサブキャラクターの中でも、リンは紅一点とも言われる存在ですよね。
男勝りでありながらも、千尋のことを気にかける様子が印象的なキャラクターでした。
今回はそんなリンの声優について、詳しく紹介していきます。
リンの声優は玉井夕海!
リンを演じた声優は、玉井夕海さんです。
玉井さんは女優だけではなく歌手としても活動をしており、渋さ知らズのヴォーカルとしても支持されています。
また、女優として主演を務めながらも、音楽監督や脚本家もこなしているため、多彩な才能を持っている人物です。
シングル・アルバム共にCDも出しているので、歌手としての玉井さんを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
また、千と千尋の神隠しにおいては、リンのサバサバと男勝りな性格が、とても繊細に再現されていました。
リンは当初千尋に対して冷たく、世話を任されたときも嫌そうにしており、「どんくさい」とも発言していましたね。
しかし千尋が一生懸命に取り組む姿勢を見ていくうちに、一緒に仕事をする仲間として認識してくれるようになりました。
元々面倒見がよいということもあり、千尋に仕事を丁寧に教え、最終的にはどんくさいと言っていたことを取り消していたのが印象的です。
そんな魅力的なキャラクターであるリンを、玉井さんはリアルに演じられていたので、非常に演技力が高い声優さんであると感じます。
リンの声優の玉井夕海は当時何歳?
玉井さんがリンを演じたのは、24歳の時です。
元々東京藝術大学の美術学部建築学科に在学しており、この際に宮崎駿監督が主催する、アニメーション演出講座を修了しています。
この経験をきっかけに、玉井さんはリン役に見事抜擢されているのです。
玉井さんはハスキーで聞き取りやすい音質であり、尚且つ演技力にも光る才能がありました。
もしかするとそんな玉井さんの実力を、宮崎駿監督に見抜かれていたのかもしれません。
大学在学中は、映画監督になることを目標にしていた玉井さんですが、宮崎駿監督には「向いていない」と言われてしまいます。
玉井さんはその後夢を断念してしまい、歌手としての活動を始めます。
しかし、映画の主演をしながらも、脚本や音楽なども手掛けていたため、やはりお芝居そのものを手掛けることが好きだったのかもしれませんね。
現在は映像作家や共同監督としての活動も行っており、作品作りをさまざまな形でチャレンジしているようです。
他の作品には声優として出ているのか?活動内容を調査!
玉井さんは2008年にも、ボンズが製作した「亡念のザムド」の紅皮伊舟役として出演しています。
紅皮伊舟はドライな性格で、リンにも共通する点があるキャラクターです。
玉井さんが声優として出演している作品は、千と千尋の神隠しとこちらの作品のみとなっています。
主に舞台や歌手などの方面で活動している方なので、声優としての活動は非常に少ないのが特徴です。
リンの声の魅力は?
玉井さんが演じるリンは、ハスキーでよく通る声が特徴的です。
これまで声優経験がない方とは思えないほど、演技力が高かったのが印象的でした。
声優経験が無い方が演じると、「声がこもって聞き取りづらい」「滑舌が気になる」「表現力に乏しい」などの問題が気になりがちです。
しかし玉井さんの演技には、これらの問題が見られず、他の俳優・声優に劣らないクオリティとなっていました。
ここまで紹介したように、玉井さんがリンを演じたのは大学生時代の時であり、しかも過去に声優として活動したことはありません。
にもかかわらず、ここまでの品質で演技ができているのは、まさに才能と言っても良いかもしれません。
宮崎駿監督が認めるほどの実力なので、持ち前の演技力は確かと言えますね。
玉井さんの演技があってこそ、リンのキャラクター性もより魅力的になっています。