千と千尋の神隠し:坊の部屋の場所や疑問をまとめて考察!

キャラクター

千と千尋の神隠しの中でも人気キャラクターである坊ですが、作中では坊の部屋が登場しましたね。
何かと謎が多い坊ですが、今回はそんな、坊の部屋について考察していきます。

坊の部屋は最上階にある!

坊の部屋は、油屋の最上階にあることがわかっています。
最上階は元々湯婆婆がいることが分かっており、千尋はそこで「働きたい」と伝え、名前を奪われたのでした。
そして実は、この湯婆婆の部屋の隣には、坊の部屋が存在していたのです。
千尋が初めて湯婆婆と会ったとき、坊の部屋が映し出されることはありませんでしたが、その代わり坊の大きな鳴き声は聞こえてきましたね。

坊が泣き出すと慌てて湯婆婆は部屋へ駆け寄り、カーテンを開けて坊に向かって声をかけていました。
このカーテンの向こう側に、坊の部屋があります。

坊は閉じ込められてた?

ファンの間では、坊はこの部屋に閉じ込められていたのではと噂されています。
しかし実際には、部屋に鍵が付いているわけでも、檻に入れられているわけでもありません。
閉じ込められてはいませんが、湯婆婆から「部屋から出ないように」と言われて育てられたことは間違いありません。

坊は作中で「外に出ると病気になる」「外にはばい菌がたくさんある」と言っています。
恐らく湯婆婆からそのように嘘を言われており、本当だと信じ込んでしまっているのでしょう。
そもそもなぜ嘘を教えて育てられたのかは、作中で詳しく語られていませんが、ある程度予測はできます。
それは、外の世界に出られると、湯婆婆にとって都合が悪かったからです。

湯婆婆は自分の元に来た人から名前を奪ったり、自分のいいように操ったりなど、さまざまな悪事を働いていました。
他の登場人物も「湯婆婆に逆らうと危険」と言っていたため、作中で語られなかった悪事も働いていたかもしれません。
また、ハクも湯婆婆から千尋を守るために行動していたため、どれほど危険な人物であったかがわかります。

そんな湯婆婆だからこそ、自分の本性を息子である坊に知られたくなかったのではないでしょうか。
少なくとも湯婆婆は坊を溺愛していたため、「自分が裏でやっていることを知られては嫌われてしまう」と考えていた可能性が高いです。
このように考えてみると、わざわざ坊に「外に出ると病気になる」と嘘をついていたことも納得ができます。

坊の部屋には窓がない?理由を考察!

坊の部屋は物語中盤に登場しますが、窓が1つもありません。
普通なら部屋には最低でも1つ窓があるのが一般的ですが、何故なのでしょうか。

これはここまでで上述したように、湯婆婆が外の世界を見せたくなかったという理由が関係していると思われます。
窓があると簡単に外の様子を見られるため、湯婆婆にとって都合の悪いことを、坊に知られてしまう可能性があります。

また、湯婆婆は坊を溺愛していたため、「窓があると外に落ちるリスクがある」と考えていたのかもしれません。
実際に窓から子供が落ちてしまうというニュースは、度々耳にしますよね。
坊を守るためという目的で、あえて窓のない部屋で育てていた可能性もあります。

坊の部屋にはどんなものがある

坊の部屋には大きなクッションやぬいぐるみなど、さまざまな物で溢れかえっていました。
普通の赤ちゃんよりも大きな体をしているため、坊の部屋に置いてあるものは、すべてがビックサイズなのが特徴的です。

また、大きなプレゼントボックスがいくつか並んでいました。
誰からのプレゼントかは不明ですが、湯婆婆に大切にされている様子を見ると、もしかすると湯婆婆が坊のために用意したものかもしれません。

さらに、坊の部屋の床は、ソファーのようなクッション性のある設計になっていました。
万が一転んでも怪我の心配がない造りになっていることから、湯婆婆が坊に対していかに細心の注意を払っているのかがわかりますね。
このような細かい描写からも、キャラクターの心情や設定などが伺えます。

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