千と千尋の神隠しは、海外でも高い評価を得ているジブリ作品のひとつです。
千と千尋の神隠しに出てくる個性豊かなキャラクターになってみたい、子どもにコスプレをさせてあげたい、でも作る時間がない、という方におすすめなのが、千と千尋の神隠しの「坊」の前掛けです。
坊は、油屋の主人である湯婆婆に溺愛されている子どもです。湯婆婆より大きな身体の持ち主ながら、まだむちむちした体つきの赤ちゃんで、大きく白い字で「坊」と描かれた真っ赤な前掛けをしていることが特徴のキャラクターです。
坊の前掛けを作ってコスプレを楽しみたい、とお考えの方に、手軽な材料でできる作り方、手順についてご紹介いたします。
坊の前掛け作りに必要な材料
千と千尋の神隠しの坊の前掛けの作り方は、とっても簡単です。材料はたった2つを用意するだけで済みます。
材料
・フェルト(赤色と白色のもの)
・ひも(赤色)5㎜×80㎝程度)
どちらも手芸のお店、もしくは100円ショップでも簡単に入手することができます。費用もそれほどかかりません。ひもは自分で作ることもできます。
ハンドメイドをするのに必要な道具
次に、前掛けを作るために必要な道具をご紹介します。
・ハサミ
・ペン
・針
・糸(赤色)
・布用のボンド、もしくはグルーガン
作り方1:型紙を作成する
それでは実際に前掛けを作ってみましょう!
最初に、フェルトを切るための型紙を作ります。正方形の上部分、下部分の2つと、「坊」という大きな文字の型紙、合計3つを用意します。
着る人によって前掛けのサイズは変わりますので、身体のサイズに合った型紙にしましょう。
ハサミで型紙を切り抜く
型紙が準備できたらプリントアウトを行い、ハサミで切り抜いておきます。
前掛けとは?
前掛けというのは、正方形を90度回転させた形の1枚の布にひもを付けて、後ろで結んだ赤ちゃん用の簡易的な服です。昔はよく用いられていました。金太郎のお話にも出てきます。
布の上部が首にあたるため、横方向に切り取られた形になっています。腹掛けと呼ぶこともあります。
千と千尋の神隠しでは、坊は「坊」と大きく書かれた赤い前掛けのみを身に着けています。シンプルで、赤色なので遠くからでも目立ちます。名前まで書かれている服ですので、他の人が見ると、すぐに誰のコスプレか分かるというメリットがありますね。
作り方2:型紙を使ってフェルトを切る
正方形の上部分と下部分のパーツはテープなどで止めてくっつけて正方形を作り、動かないようにします。
赤いフェルトに印を付ける
赤いフェルトが前掛け本体となりますので、赤いフェルトを用意し、フェルトの上に型紙を載せて、ペンなどで正方形をなぞり、フェルトに線をつけていきます。
白いフェルトに印を付ける
白いフェルトは、「坊」の文字の部分になります。同じように白いフェルトにも、坊の型紙を載せ、なぞって線を付けていきましょう。
印を付け終わったら、線に合わせてハサミでフェルトを切っていきます。
ひもを準備する
千と千尋の神隠しをよく見てみると、坊の前掛けのひもは細い赤色であることが分かります。もし赤いひもが見つからないのであれば、細長く切った布を縫い合わせてひもを作る、もしくは5mm×50cm程度に2本切った赤いフェルトでひもを作る方法もあります。
ひもの長さは目安です。衣装を着る人のサイズに合わせて、後ろでしばることができる長さであればOKです。
作り方3:フェルトにひもを縫い付ける
線に沿って切り取った、赤いフェルトのサイド部分に、準備しておいたひもを縫いつけていきます。
ひもを付けるとき、左右の高さをそろえることと、縫い目が目立たないように赤い糸で縫うのがポイントです。
坊の文字をボンドで付ける
坊の型紙に合わせて切り取った白いフェルトを、赤いフェルトの上に付ければ完成です!この時、布用のボンドやグルーガンを使い、しっかりくっつけておくのがポイントです。
前掛けはシンプルな衣装なので、1時間もあれば作れます。坊になりたい、坊の服を着せてみたいという人は、是非挑戦してみましょう。