千と千尋の神隠し:ハクの台詞・名言・名セリフ5選

キャラクター

千と千尋の神隠しに出てくるキャラクターであるハク。
作品そのものも人気が高いですが、その中でもハクは中世的な魅力から多くの女性ファンを虜にしており、ジブリの男性キャラクターの中でも特に人気があります。

そこで、多くの女性ファンを虜にしたハクの名言や名セリフを紹介していきます。

「私が時間を稼ぐ。川の向こうへ走れ!」

物語の序盤、油屋へと続く橋の上で千尋へ向けたセリフです。
この後ハクは千尋を守るために魔法のようなものを使って、時間を稼いでくれます。
そしてハクの助力があったおかげで、千尋は油屋の従業員に見つかることなく無事に橋を渡ることができました。

千尋自身が何もわかっていない中で、事情を知っているハクだからこそ言える、この頼もしいセリフ。
緊迫感のあるシーンであるからこそ、頼もしいハクのこのセリフに心ときめいたファンは多いのではないでしょうか。

「つらくても、耐えて機会を待つんだ」

元の世界に戻れるようになるまで、油屋で働くことになった千尋に対して、励ますように言った名セリフです。
千尋はまだ9歳で、当然働いた経験なんてありません。
これから自分はどうなるんだろうという不安や、恐ろしさもあったでしょう。

そんな中かけられたハクのこの言葉は、千尋のそんな気持ちに寄り添っているのが良くわかりますね。
これからどうなるか分からないけれど、自分にはこうして励ましてくれる味方がいる。
それが分かったからこそ、千尋はこの後不慣れながらも油屋で一生懸命働くことができたのでしょう。

「いや、千尋はよく頑張った」

油屋へ続く橋を渡る途中、千尋はハクに息を止めているようにと言われたのですが、飛び出してきた青蛙に驚き、思わず息をしてしまいました。
そのせいであやうく大騒ぎになりそうになったところを、ハクの機転で事なきを得ました。
ですが自分がハクに言われたことを守れなかった、そのせいでハクに迷惑をかけてしまったと落ち込む千尋が謝った時に、ハクがかけた名セリフです。

千尋の失敗を責めず、それどころか思いやってくれるハクの器の大きさがわかります。
ハクの千尋に対する優しさ、落ち込む千尋を励まそうとする気持ちが伝わってくる、短いけれど心にくる名セリフですね。

「私のことはハク様と呼べ」

湯婆婆に油屋で働くことを許された千尋は、ハクに連れられて従業員の皆に紹介されます。
その時、親し気にハクと呼びかけた千尋に対して、厳しく冷たい態度でハクはこのセリフを言って突き放します。

それまで優しく千尋を導いてくれたハクだけに、このセリフを聞いて驚いた人も多いのではないでしょうか。
まるで別人のような冷たい言葉に、千尋もリンに「ハクって二人いるの?」と尋ねてしまうほど驚いていましたね。

ですがこれは、湯婆婆に千尋と自分が知り合いだと気付かれないための演技ではないかと思われます。
上下関係を明確にする、冷たい印象だけを感じてしまいがちなセリフですが、実は千尋のことを思うハクの優しさが伝わるセリフでもあったようです。
そしてなにより、美少年のハクだからこそ言っても許されてしまうセリフなのかもしれませんね。

「闇の中で、千尋が何度も私を呼びました。その声を頼りにもがいて。気がついたらここに寝ていました。」

銭婆の呪いによって重傷を負い、昏睡状態になったハク。そのハクが千尋の看病によって目を覚まし、釜爺にこれまでのいきさつを語った時の名セリフです。
重傷を負ったハクが苦しそうにもがくたび、千尋は何度も彼の名前を呼んでいました。

今までハクに助けられるばかりだった千尋が、今度はハクを助けるという印象深い名シーンでもあります。
死んでいてもおかしくないような傷を負い、まさに生死の境を彷徨っていたハクが、千尋の声を頼りにして息を吹き返したともとれるこのセリフ。
千尋とハクが深い愛で繋がっているということが良く分かる名セリフですね。

このように、ハクの名言・名セリフは印象深いものばかりで、この記事を読んでいて映画を見た時のことを思い出した人もいるのではないでしょうか。
ハクという人気のキャラクターだからこそ、多くの人の心に響いたことでしょう。
この記事で紹介したセリフに注意しながら、再び映画を楽しんでみてはどうでしょうか。

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