千と千尋の神隠し:ハクは千尋の兄?!驚愕の新説を考察してみた

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千と千尋の神隠しには、さまざまな噂や都市伝説があり、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

その中でもよく話題に上がるのが、主役の一人でもあるハクが、実は千尋のお兄ちゃんだったという説です。
ジブリの公式情報や劇中のシーンから、その真相について考察してみました。

そもそもハクは何者?年齢は?

ハクは千尋が迷い込んでしまった世界にある、神様が訪れる油屋で働いている少年です。
見た目は千尋と同じくらいの少年ですが、平安時代を思わせる服装をしているなど、見た目通りの年齢とは思えない要素が多い少年でもあります。

元々はコハク川の神様だった

ハクの正体は人間ではなく、コハク川と呼ばれる川の神様です。
終盤、千尋によって本当の名前であるニギハヤミコハクヌシという名前を思い出し、湯婆婆の呪縛から解き放たれました。

そして人間の姿も本当の姿ではなく、真っ白い体をした龍の姿をしています。
日本では古来から川の主は龍神であると考えられており、だからこそ川の神様であるハクも、龍の姿が本物だということになります。

外見年齢は12歳

ジブリの公式設定によると、外見の年齢は12歳くらいの少年とされています。
しかし実際には龍神であることから、外見通りの年齢ではないのは間違いないでしょう。
コハク川の主であるハクの年齢は、川が誕生してから数えるなら実際には100歳以上になることは間違いないでしょう。

ハクが千尋の兄妹を証明する4つの理由

ハクは小さい頃コハク川で溺れた幼い千尋を助け、亡くなってしまった兄だという説。
この説がファンの間で広まったのはもちろんでたらめというわけではなく、根拠となる描写が物語の中に存在しています。

そこで、この説が広まる根拠となった4つの理由について考察してみました。

幻のテーマ曲「あの日の川で」

千と千尋の神隠しには、宮崎駿監督が主題歌として作詞を行った、幻のテーマ曲が存在しています。
この歌詞の中に、「誰かのために生きている私」と「私のために生きててくれた誰か」という一節があります。

この前者が千尋のことを指しており、後者が自分を助けて死んでしまった兄、つまりハクを指しているのではないでしょうか。

千尋のお母さんの対応が不自然だった

千尋のお母さんの彼女に対する態度は、不自然な部分が多くあります。
それは千尋とは一切目を見て話さなかったり、くっついてこようとした千尋を邪険にあしらったりと、親として考えるとあまりにも不自然なものです。

単純に冒頭の千尋が引っ越しに乗り気ではなく、そんな彼女の態度にうんざりしていたとも取れます。

ですがこの不自然な態度に、ファンの間では千尋を助けるために川に入った長男であるハクが溺れてしまい、ハクは死んだ兄ではないかと想像する人もいたようです。
確かにそう考えると、いきすぎだと感じるほどに冷たい態度にも納得することができます。

釜爺の言葉「わからんか、愛だ愛」

釜爺のセリフである「わからんか、愛だ愛」という言葉。
これも、恋愛としての愛ではなく家族として、兄弟としての愛を指しているのだとすると、とても自然なセリフになってきます。

エンディングで映る子供の手の正体

終盤、千尋が川でおぼれた時に誰かに助けて貰ったことを思い出すシーンがあります。
実はこのシーンに映っている手は、千尋の手ではなく別の誰かの手ではないかという説があります。
そして千尋ではないこの手こそ、小さい頃に千尋を助けて亡くなったお兄さんのハクではないかと言われています。

ハクの謎を解く幻のラストシーンとは?

千と千尋の神隠しにまつわる噂の中に、幻のラストシーンが存在するというものがあります。
通常では無事にトンネルを抜けて、人間に戻った両親と共に車に乗って物語は幕を閉じます。
しかし、一部の人はここで終わりではなく続きのシーンを見たと語る人がいます。それはどういったものなのでしょうか。

幻のラストシーンの内容

幻のラストシーンの内容。
それは新居に到着した両親が引っ越し業者から「遅れられると困りますよ」と注意され、そんな中で千尋が1人新居の周りを歩いていると、短い橋のかかった小川を見つけます。

そして千尋がこの川がハクの生まれ変わりなのだと気付いた察したところで物語が終わるというものです。

これもまたハクが千尋の死んでしまった兄だという説があると、生まれ変わりだと気付いたところで終わることに説得力を感じてしまうシーンといえます。

幻のラストシーンは存在しない

ただ、残念ながらこの幻のラストシーンはあくまで都市伝説で嘘でした。
物語冒頭での引っ越しの話題や、劇中のさまざまなシーンが混ざり合い、さらにハクは千尋の兄という都市伝説を聞いたことで、見た人たちの間でこういったラストシーンを想像してしまったのではないでしょうか。

ハクの正体が千尋の兄だという都市伝説。
それは、そのように見えるシーンやさまざまな噂を聞いて、ファンの間でそうではないかという考察が膨らんでしまった結果、ハクと千尋は兄弟という嘘として生み出されたもののようですね。

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