千と千尋の神隠しには、ファンの間で都市伝説や噂などがよく話題になります。
その中でも、千尋がハクと別れた後、ハクが「さよなら」と言っているという噂があるのをご存知でしょうか。
今回はこの噂について、詳しく紹介していきます。
ハクは最後に「さよなら」と言っていない？
ハクが「さよなら」と言ったと噂されているのは、物語ラストで千尋が元の世界に戻った直後のシーンです。
銭婆婆からもらった千尋の髪ゴムが一瞬だけキラッと光るのですが、この瞬間に「さよなら」と聴こえると、ファンの間で噂が広がりました。
しかし普通に映画を観ていても、「さよなら」という声は聴こえません。
一部の人は「聴こえるような気がする」と言っていますが、この噂はあくまでも噂であると思っているファンが大半のようです。
実際に千と千尋の神隠しは、作中のシーンをそのまま用いた漫画にもなっていますが、その中で「さよなら」というセリフは出てきていません。
また、ジブリからもセリフに対して言及されたこともないため、都市伝説のような物と考えてよいでしょう。
ハクの「さよなら」または「さようなら」はイヤホンを使えば聞ける？
ファンの中には、ハクの「さよなら」はイヤホンを使用すると聴こえると噂している人がいましたが、実際には聴こえないという意見が大半のようです。
たしかにイヤホンを使用すると、テレビで通常通りに映画を楽しむよりも、細かい音をしっかり聴くことができます。
声優さんの演技はもちろん、細かい物音のような演出も聴けるため、今まで気が付かなかった発見ができるケースも少なくありません。
しかし、イヤホンをしても聴こえないという意見が大半ということは、やはりハクは実際に「さよなら」とは言っていないと考えるのが自然です。
そもそも一般的に声優さんの演技は、視聴者に聴こえるように発生するのが基本なので、「イヤホンにしないと聴こえない」という状況そのものが不自然なのです。
このセリフがなぜ出回ったのか？
ハクの「さよなら」というセリフは、そもそもなぜ出回ってしまったのでしょうか。
千と千尋の神隠しには数多くの都市伝説がありますが、今回のセリフについては、以下の理由が考えられます。
詳しく見てみましょう。
都市伝説なのか？
作品を視聴したファンの間で、都市伝説として有名になったというパターンです。
千と千尋の神隠しには謎が多くちりばめられているため、ファンによる考察がよく行われています。
これは作品公開当初はもちろん、公開から年月が経った今でも変わりません。
そのため、さまざまな考察が行われていくうちに、それが都市伝説として広まり、まるで真実のように噂されてしまうのです。
現在はSNSが一般的に普及しているため、ちょっとした都市伝説もすぐに拡散されます。
一部のファンの考察が、都市伝説として広まったという可能性は高いでしょう。
ファンの願望なのか？
千と千尋の神隠しには、数多くのファンがいます。
そのため、ファン同士がSNSで交流していくうちに、願望が噂として広まった可能性も考えられます。
実際にさよならというセリフは聴こえてこないものの、元の世界に戻った後、千尋の髪ゴムがキラッと光るのは事実です。
このとき、髪ゴムへハクの気持ちが伝わったため、一瞬光ったのではないかという噂もあります。
ファンの願望が大きいからこそ、噂として広まってしまったのかもしれません。
初期なら聞けたのか？
千と千尋の神隠しの初期放送時には、さよならというセリフがあったのではないかと噂されていますが、実際にはこのようなセリフはありませんでした。
映画の中にはさまざまな事情により、放送時にアフレコをし直すことがありますが、千と千尋の神隠しはそのまま放送されているため、この説は考えられません。
数多くの噂がある作品ですが、そんな一面も含めて楽しんでみてはいかがでしょうか。