千と千尋の神隠し:ハクのその後は?最期はどうなったのか?考察してみた

キャラクター

千と千尋の神隠しに登場するキャラクターであるハク。彼は物語の最後で、千尋を元の世界へと送り返して、別れを告げています。
この別れの後で、ハクはどうなったか気になっている人も多いのではないでしょうか。
実はハクのその後については、恐ろしい展開を想像させる都市伝説なども出回っています。
そういった都市伝説なども含め、ハクが千尋と別れた後どうなったのかを考察してみました。

ハクのラストは八つ裂きに?

ハクにまつわる都市伝説の中に、千尋を見送ったあとで、その後湯婆婆に八つ裂きにされてしまったというものがあります。
この都市伝説自体はまったくのデタラメで、公式でも発表されていないのですが、なぜそんな噂が出てしまったのでしょうか。
噂が出てきた原因を探ってみると、どうやら劇中のセリフが原因となっているようでした。
では、そのセリフとはいったいどんなものなのでしょう。

八つ裂きの噂の原因は?

劇中、湯婆婆とハクが対峙するシーンがあり、そこでハクは「八つ裂きにされてもいいのか?」と問われています。
このシーンではハクは返答していないので、実際にどう答えたのかはわかりません。
ですがこのシーンを見たことで、ファンの間ではハクがその後八つ裂きにされてしまったのではないかと思う人が出てきたようですね。

銭婆のセリフも噂の原因?

湯婆婆の姉である銭婆のもとを訪れた千尋。
銭婆は湯婆婆とは違い物腰も優しく穏やかで、千尋もすごく懐いていました。
ですが銭婆はハクの運命について、「私は何もしてやれない。それがこの世界のルールだから」と言っています。
ルールに従わなければいけないなら、八つ裂きにされてもいいとハクが答えていれば、どうやっても八つ裂きにされるしかない。
このセリフを聞いて、ファンの人たちがそう思ってしまったのかもしれません。

ハクは最後に名前を取り戻すことが出来た?

そもそも、ハクはどうして湯婆婆に従っていたのでしょう。
それは湯婆婆の魔法によって名前を奪われていたからです。千尋もまた同じように名前を奪われ、千として油屋で働くことになりました。
千尋はハクのおかげで本当の名前を忘れることはありませんでしたが、ハクは本当の名前を忘れてしまい、湯婆婆に逆らえなくなってしまっていたのです。

名前を奪われたのはいつ?

ハクが名前を奪われたのは、湯婆婆の弟子となった時です。
魔法使いとなるために弟子になろうとして、本名を言ってしまい名前を奪われてしまいました。
優しいハクだからこそ、湯婆婆との契約でしっかりと本名を言ってしまったのでしょうね。

ハクの本当の名前とは

物語の終盤、ハクは千尋によって本当の名前を取り戻すことができました。
彼の本名はニギハヤミコハクヌシといって、コハク川と呼ばれる川の神様だったのです。
千尋がハクの名前を言ったことで、湯婆婆の呪いから解放され、ハクは自分の本当の名前を取り戻すことができました。
ここは印象深いシーンですから、覚えているファンも多いのではないでしょうか。

ハクは最後どうなった?

千と千尋の神隠しには、幻のラストシーンがあるという都市伝説もあります。
この幻のラストシーンは、千尋が引っ越し先の自宅の近くで小川を見つけ、それがハクの生まれ変わりだと察するシーンで物語が終わると言われています。

生まれ変わりということは、一度死んでしまっているということ。
そのため、この幻のラストシーンの噂もまた、ハクが八つ裂きにされてしまったという都市伝説を生む原因になっていたのかもしれません。
ただ、このラストシーンは存在しておらず、ハクが八つ裂きにされたという都市伝説と同様に、根も葉もない噂でしかないようです。

宮崎監督がインタビューで話した内容

ハクの八つ裂き説が噂になった理由として、宮崎駿監督がインタビューで「千と千尋の神隠しは悲しいお話なんですよ」と話していたことも挙げられます。
映画はハッピーエンドで終わっているように見えるのに、悲しいお話と監督がインタビューで答えたことで、じゃあハクが八つ裂きにされてしまうのかもしれないと連想してしまうファンが多かったのかもしれません。

ですが、この悲しいお話というのは、ハクの結末を指しているのではありません。
自分を認めてくれた人たちと離れることになった千尋をはじめ、物語の中に出てくるさまざまな事情を持ったキャラクターたちのことを指しています。
ですが、やはりハクという印象深いキャラクターに関係させて捉えてしまうファンが多く、あの後八つ裂き説に繋がってしまったのかもしれませんね。

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