千と千尋の神隠し:ハクは龍だった?謎多き白龍を大解剖!

キャラクター

ジブリ映画の中でいまだに根強い人気がある千と千尋の神隠し。その人気キャラクターである「ハク」ですが、何かと謎のある設定であると噂されています。
ハクは人間の姿をしていますが、実は正体が龍であると言われているのをご存じでしょうか?
今回はそんなハクの正体について、詳しく紹介していきます。

ハクの正体は龍?それとも人間?

ハクは普段人間の姿ですが、本編を見てみると何度か龍の姿に変身していることが分かります。
ハクの正体は、人間と龍どちらなのでしょうか?

ハクの正体は川の神様

ハクの正体は、人間でも龍でもなく、川の神様です。
千尋が幼いころ、家の近くに「コハク川」という小川が流れていました。
この小川の神様は「ニギハヤミコハクヌシ」と言うのですが、これこそがハクの正体です。
基本的には人間の姿をしているため、本編を見ないとハクが人間であると勘違いしてしまうかもしれません。

白龍と人間どちらにも変身できる

ハクは人間と龍の姿を使い分けることができます。
神様は特別な力を持っているものなので、必要に応じて白竜の姿に変身することは容易い考えられるでしょう。
龍の姿は人間と違い、空を飛ぶことができるため、千尋を助けるために奮闘する姿が印象的でした。
幻想的でカッコいい姿なので、人間の姿との違いにギャップを感じる人も少なくないです。

ハクの名前「ニギハヤミコハクヌシ」のモデルとなった神様とは?

ハクの本名である「ニギハヤミコハクヌシ」は、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)であると噂されています。
ニギハヤヒとは、日本書紀や古事記などの中でも登場している神様です。
ただし、ニギハヤヒ神はその詳細について謎が非常に多く、あまり詳しく語られることはありません。
そんな謎多き存在という点も、ハクとの共通点と言えます。

ハクは千尋と同じく湯婆婆に名前を奪われていた

主人公である千尋と同じく、ハクも湯婆婆に名前を奪われていました。
そもそもハクは、何故湯婆婆の元へやってきたのでしょうか。

魔法を習うためにやってきた

ハクは湯婆婆から魔法を習うために、釜爺の反対を押し切ってやってきました。
この際にハクは、千尋と同じように契約書を書いたと考えられます。
契約書に名前を書くと、湯婆婆に名前を奪われ、自分の本名や過去などを全て忘れてしまいます。
そのためハクは千尋と出会った当初、自分のことを何もかも忘れてしまった状態だったのです。

ハクは強い魔法に縛られている

ハクは油屋にいる従業員の中でも、最も強い魔法で縛られているという設定が存在します。
油屋の従業員たちは、湯婆婆との誓約書で偽名を書いていたため、ハクのように強い魔法の影響を受けることがありませんでした。
ハクは誓約書の記載を求められた際に、本名である「ニギハヤミコハクヌシ」という名前を書いてしまったため、強い魔法に縛られてしまったのでしょう。

また、湯婆婆は契約書を手に入れることで、契約を結んだ従業員を奴隷化できるという設定があります。
「ハクという神様を自分の手中に収め、自由に扱う」という私利私欲が見え隠れします。
ハクが本編で、千尋を湯婆婆から守ろうとしていたのは、自分と同じような目に遭わせたくなかったからかもしれません。

ハクが油屋に来た理由とは?

ハクが油屋に来たのは、湯婆婆から魔法を教えてもらうためです。
この理由については本編で語られていますが、なぜハクに魔法が必要だったのかまでは触れられていません。
ハクが魔法の力を求めていた理由は諸説ありますが、埋め立てられてしまったコハク川を、魔法の力で元に戻すためであったと言われています。
自分にとっての居場所であるコハク川を失ってしまったハクは、生きる意味も住む場所もありません。
だからこそ、魔法の力にすがるしかなかったのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました