千と千尋の神隠し:お父さんが食べてる食べ物を徹底調査!

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千と千尋の神隠しには、さまざまな食べ物が登場します。その中でも特に注目されているのが、最初のほうでお父さんとお母さんが食べていたご馳走です。
むしゃむしゃ食べていたので、さぞかしおいしい料理なのでしょう。私たちが普段食べているものに似ているような気もしますが、見たことがないような気もします。
そこで今回は、あのお父さんが食べていた謎の食べ物について考えてみました。

めちゃくちゃ気になるお父さんの食べてたもの!

いろいろな食べ物を食べていたお父さんですが、いくつかの料理がお皿の上に盛られているのがわかります。その中でも特に気になるのが、プルンプルンの謎の物体です。どろどろとした団子のようにも見えますが、加工品のようにも見えます。
ほかにも、いろいろ想像してしまいますが、実はこれ、なんと「シーラカンスの胃袋」なのだそうです。このように言われても、実際本物を見たことがある方はほとんどいないと思うため、イメージするしかありません。いずれにしても、特別感いっぱいだと言えそうです。

どうしてシーラカンスなのか

当然のことながら、普段私たちはシーラカンスを食べません。スーパーなどでも、店頭に並んでいるところを見たことがある人はいないでしょう。ではどうして、数ある生物のなかでシーラカンスが選ばれたのでしょうか。
シーラカンスは、生きている化石と呼ばれてます。これは、大昔に恐竜が生きていた頃に生息していたと思われていたのに、1900年以降に生きていることが分かったからです。多くの方がすでに絶滅していると思っていたため、発見当時はかなり驚いたのだそうです。
この謎が多く、且つ食べるといったイメージがない海の生物を登場させることで、別次元の空間を表現したかったのではないかと思われます。

どうして胃袋だったのか

好みの話はさておき、動物の胃袋が調理された料理も食べることができます。たとえば、牛の胃袋は、ミノ、センマイなどの名前でメニューに載っています。
つまり、身近ではないシーラカンスと、身近に感じられる部位を組み合わせ、ほど良く違和感を出しつつこの世とは異なる世界を演出したのではないかと思われます。
また、ここで思うのは、シーラカンスのお刺身でも良かったのではないかということです。お刺身も高級な印象がありますし、珍しい魚であれば益々高級であることが伝えられるでしょう。
それなのに、登場したのは胃袋でした。これは、珍味的なイメージを持たせたかったからではないでしょうか。より希少価値を伝えるために、胃袋にしたのではないかなとも思いました。

神様に捧げる謎の料理!実際に作れるの?

先に紹介したように、シーラカンスは身近な生き物ではありません。そもそも食べる習慣もありません。このような理由から、実際に作ることはできないでしょう。しかしながら、どうしても魚の胃袋が食べたいと思うなら、別の魚を使って料理することは可能です。
ブリやまぐろ、タラなどの魚の胃袋は、いろいろな料理に用いられているれっきとした食材です。お店で出しているところもあるので、興味がある方は食べてみてはいかがでしょうか。
また、ほかにもいろいろな料理が大皿にたくさん乗せられていました。肉のように見えるものもあれば、手の込んだ練り物のように見える料理もあります。大きな魚のオカシラもありました。
シーラカンスを食すには難しいですが、他の料理は工夫しながら作れるものもあるかもしれません。とはいえ、あれほど大きな魚のオカシラはなかなか販売されていないので、現実的にはむずかしいかもしれません。

似ている料理はあるの?

いろいろな料理が登場しますが、やっぱり気になるのがプルプルしたあの料理でしょう。実は、似ている料理が存在しています。名前は、「バーワン」です。バーワンは、台湾で食べられている料理なのだそうです。
タケノコや肉、しいたけなどのあんを、片栗粉とさつまいもの粉で作った皮で包みます。お店によって調理法が異なっており、蒸したものと揚げたものがあるのだそうです。千と千尋の神隠しでは、プルプルしたものが登場していましたので、蒸したもののほうがイメージ的に近いかもしれません。
実際に試してみたい方は、台湾に行った時に食べてみてはいかがでしょうか。価格もそれほど高価ではないようなので、気軽に試せます。

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