千と千尋の神隠し:印象に残るカエルのセリフを集めてみた!

キャラクター

千と千尋の神隠しの序盤から登場し、さまざまな場所でちょくちょく登場していたカエル。
最初は油屋へと続く橋のところで突然現れて千尋を驚かせ、中盤ではカオナシに飲み込まれてしまった後、千尋に助けてもらうなど、意外と千尋との接点があるキャラクターです。

上役にはこびへつらいつつ、下働きである千尋には横柄な態度を取るなど、分かりやすい性格をしているカエル。
だからでしょうか、意外とカエルのセリフが印象に残っているという人は多くいるようです。
ここではカエルのセリフで、印象に残っているようなセリフをいくつか紹介していきます。

欲望に忠実なカエルセリフ

カエルの特徴として挙げられるのは、何と言っても欲望に忠実なところです。
上役にこびへつらっているのも、当然ながらその方が利益があるからで、そういうなんとも人間臭いところもカエルの魅力かもしれません。

ここでは、そんな欲望に忠実なカエルの性格がよくわかるセリフを紹介していきます。

おっ、金だ金だ!こ、これをわしにくれるのか?

こちらは誰もいなくなった夜、大湯に忍び込んで砂金を集めているカエルが、カオナシと出会った時のセリフです。
最初は従業員らしく、ここに入ってはいけないと注意したモノの、カオナシが手から砂金を出したのを見ると、途端に態度を豹変させてこのセリフを言いました。

従業員としての役割よりも、目先の金に目がくらんでしまっているのがわかります。
そもそも、わざわざ誰もいない時間帯に砂金を求めて大湯に忍び込んでいたという事実も、カエルが欲深いことをよく表していますね。

き、金を出せるのか?くれ〜っ!!

カオナシが手から砂金を出せるのが分かると、カエルはこんなセリフを言いながら飛びつきます。
相手の正体も分からないのに、砂金を出せるからくれと飛びついてしまうあたり、欲深いということがよくわかりますね。
このあとカエルはカオナシに捕まって、そのまま飲み込まれてしまいます。
ちょっと可哀想ですが、自分の欲に負けてしまったカエルらしいシーンと言えるかもしれません。

カエル男が千に助けられ湯婆婆を説得するセリフ

カオナシに飲み込まれてしまったカエルは、そのあと千尋がカオナシに泥団子を食べさせたことで吐き出されて脱出することができました。
その事実を知ったからか、カエルは油屋の経営者という一番偉い存在である湯婆婆に対して、千尋を助けて欲しいというお願いをしています。
ここでは、そのシーンでカエルの言ったセリフを紹介していきます。

千のお陰で俺たち助かったんです

湯婆婆の迫力に怯えながら、それでも自分を助けてくれたのが千尋だと訴えるセリフです。
実際、千尋が泥団子を食べさせていなければ、カエルをはじめ他の飲み込まれた従業員たちもどうなっていたかわかりません。

そのことを理解しているから、自分の命の恩人である千尋を必死に守ろうとしたのでしょう。
上役には従順だったカエルにとって、まさに一番上の存在である湯婆婆に逆らうというのはとても勇気のいることだったろうと思います。
しかし、それでもその恩を忘れず、なんとか恩返しをしようとするこのセリフは、カエルがただ欲深いだけの存在ではないということを表しているのではないでしょうか。

作品を通して忘れられない名カエルセリフ

そこまで登場する回数が多いわけではないですが、名脇役として人気のあるカエルには忘れられないセリフもあります。
ここからは、そんな忘れられないカエルのセリフを紹介していきます。

ハク様ぁー。何処へ行っておったー?

映画の序盤、周りに見つからないようにハクが魔法を使い、千尋が息を止めながら橋を渡っている時に突然飛び出してきた時のセリフです。
飛び出してきたカエルのせいで、千尋は思わず息をしてしまい、魔法が解けてしまいます。

このあとカエルも千尋の存在に気付いて驚きますが、すぐにハクの魔法で眠らされてしまいます。
息を止めなくては周りにバレてしまうという緊迫感のあるシーンで、突然現れてひょうきんな様子で言ったことのセリフは、まさにカエルというキャラクターを印象づける名セリフと言えます。

カエルは欲深い印象が強いキャラクターですが、同時に恩を感じた相手にはしっかりと恩を返し、ひょうきんな面もあるという何とも憎めないキャラクターです。
そんなカエルの名セリフに注目しながら、もう一度映画を見返すと、新しい魅力に気付けるかもしれません。

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