千と千尋の神隠し:ハクのおにぎりを食べた千尋が泣く理由は?

キャラクター

千と千尋の神隠しといえば、海外でも絶賛されたジブリ映画です。
そのワンシーンで、ハクが千尋に自分で作ったおにぎりを渡し、それを食べた千尋が号泣するシーンがあります。
この時、千尋は驚くほど号泣していますが、それはいったいどういった理由があったのでしょう。その理由について考えてみました。

【千と千尋の神隠し】ハクのおにぎりで泣いてしまった理由を考察!

おにぎりを食べる前日は、千尋にとっては衝撃的なできごとが続いた日でした。まだ10歳と幼い千尋が泣いてしまうのも、無理はない状況です。
しかしおにぎりを食べたことをきっかけに号泣したシーンだからこそ、なんでこのタイミングで泣いてしまったのかと思った人も多いのではないでしょうか。
そこで、なぜおにぎりを食べたタイミングで号泣したのかを考えてみました。

不安な気持ちが解放されたから

急に見知らぬ不思議な世界に迷い込み、さまざまなトラブルやハプニングに巻き込まれ、短い時間で多くの体験をすることになった千尋。
まだ10歳の千尋は、この時まで不安と緊張で泣くどころではなかったのでしょう。
おにぎりを食べたことで、緊張の糸が切れて泣き出してしまったのではないでしょうか。

両親が豚の姿にされたことを思い出したから

不思議な世界に迷い込んだ千尋にとって、両親は心の拠り所でした。
そんな両親が自分の見ている前で豚の姿にされてしまっています。

頼りにしたかった両親に頼れない心細さ。
これを思い出してしまったことも、号泣してしまった大きな理由になったと思います。

ハクに優しくされたから

それまで千尋は、湯婆婆の宿で働くことになりましたが、他の従業員からは人間臭いと言われて冷たくあしらわれます。
ハクもまた、最初に会った時の態度が嘘のように冷たい態度で千尋に接したので、千尋は相当の寂しさや孤独を感じていた筈です。
そんな翌日、まるで嘘のように優しく接してくれたハクの態度に、自分は一人じゃなくて味方がいるという安心感を覚えて、泣いてしまったのかもしれません。

お腹がペコペコだったから

本当にお腹が空いていたというのも、理由のひとつとして考えられます。
不思議な世界に迷い込んでからこの時まで、千尋は何も食べていません。
そんな状態でおいしそうなおにぎりを渡され、食べたなら確かに涙が出てきてしまうかもしれません。

【千と千尋の神隠し】ハクがおにぎりにかけたおまじないも関係している?

ハクは千尋におにぎりを渡す際「千尋のためにまじないをかけて作った」と言っています。
魔法が使えるハクがかけたまじないは、きっと不安や緊張といった悪い感情を体の外に出すというものだったのではないでしょうか。

だからこそ、おにぎりを食べた瞬間から千尋の中にあった不安や緊張が、涙という形で一気に溢れてしまったのかもしれません。
泣いた後、今までの暗い顔とは違うスッキリした顔をしているところからも、おまじないが関係していると考えることができます。

【千と千尋の神隠し】ハクのおにぎりを千尋は大粒の涙を流しながら食べた・・・

ハクのおにぎりを食べている時、千尋は自分の瞳よりも大きな涙を流していました。
これについて、見た人の間ではちょっとした反響があったようです。どういった反響があったのか、またあの涙についての制作秘話などについてまとめてみました。

涙の粒が異様にデカいとSNSで話題に

印象に残るシーンの一つですが、SNSでもそのシーンに対する呟きが投稿されています。
それらを二点紹介します。

鑑賞した人により感じ方はさまざまですが、こちらのシーンは笑う人もいれば、感動する人もおり、鑑賞者によって、捉え方が違うという魅力のあるシーンといえます。

制作陣が語る作成秘話

この印象に残るシーンには、スタッフの制作秘話としてSNSにこんな投稿がされていましたので紹介しておきます。

印象に残るためにと指示されたのに、それで爆笑されてしまったのは少し気の毒な気がしますね。
ですが爆笑されたというのも、それだけこのシーンが印象に残るものだったという証拠かもしれません。

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