千と千尋の神隠し:油屋に来る神様の名前一覧!

キャラクター

千と千尋の神隠しの舞台となった湯婆婆が経営している油屋には、疲れを癒すためにさまざまな神様が訪れていました。
宮崎駿監督が生み出した八百万の神様は、多彩なデザインで見た人たちを楽しませてくれました。
映画を見たファンの中には、あの神様が忘れられないという人もいるのではないでしょうか。

日頃の疲れを癒すため、油屋を訪れる多くの神様たち。
この記事では、そんな特徴的な神様たちの一部種類を紹介していきます。

大根みたいな神様の名前はおしら様!

大根のような見た目をして、頭に赤いお椀のようなものを乗せ、同じく赤いふんどしを締めているのが特徴的な神様です。
湯婆婆のもとへと向かう千尋のことを、エレベーターで庇ってくれた神様なので、覚えている人も多いのでは?
おしら様は、映画ではその見た目の通り大根の神様として登場しています。

ですが本来のおしら様は、東北地方などで農業や馬の神様として祀られている神様です。
見た目が大根とにているのも、農業の神様から着想を得た宮崎駿監督が、そういった見た目にしたのかもしれません。

また、おしら様は子供が好きな神様としても知られています。
千尋のことを庇ってくれたのも、子供が好きだったからこそなのかもしれませんね。

一緒にお風呂に入るのが大好き?!ひよこの神様オオトリ様!

大きなひよこのような見た目から、映画を見たファンの間でも人気が高い神様。
この神様の名前はオオトリ様といって、大人数でお風呂に入り頭にタオルを乗せていたり、桶を使って洗い物をしている様子が可愛く、見ているだけで癒されます。
おしら様のように、劇中で目立ったことをしたわけではないですが、その見た目だけでファンの心を鷲掴みにしてしまった神様です。

オオトリ様は鶏になることができなかったひよこの神様で、ひよこのまま死んでしまったり、卵から孵ることができずに死んでしまったひよこが神様になった存在です。
見た目の可愛さとは裏腹に、悲しい理由で生まれた神様です。

従業員全対応!「よきかな」が名言のオクサレ様!

千と千尋の神隠しに出てくる神様の中で、やはり一番印象深い神様といえばオクサレ様です。
体中が泥のようなもので覆われており、ところどころゴミのような物が出ていたりと、強烈な見た目をしている神様です。
その見た目通り臭いも強烈で、湯婆婆をはじめ従業員たち全員が凄い表情をしたり鼻を抑えたり、中には気絶してしまう人もいましたね。

ゴミなどの神様なのかと思われたこのオクサレ様ですが、実はその正体は名のある川の主である龍神でした。
薬湯で体を流している途中で千尋はオクサレ様にトゲのような物が刺さっていることに気付きます。

このトゲを従業員たちと力を合わせて引き抜いたところ、オクサレ様の中に溜まっていたゴミや汚れが吹き出し、元の姿に戻れたのです。
この時に言った「よきかな」のセリフは、印象に残っているファンも多いでしょう。

さらにお面の様な龍神へと戻った神様が去った後には大量の砂金が残され、千尋はニガダンゴを貰っていました。
お礼が砂金という豪華さなのも、名のある神様だからこその大盤振る舞いだったのかもしれません。

このオクサレ様は、宮崎駿監督が川のゴミ掃除で自転車を引っ張り上げているところを見て、思いついた意味のあるキャラクターとのことです。
人間の不法投棄による河川の汚れは、現実でも大きな問題になっています。
オクサレ様は、そういった問題を象徴する神様と言えるでしょう。

意外とお茶目?集団で行動する神様の名前は春日様!

映画の終盤、千尋が湯婆婆からの謎かけに正解した時に、扇子を振って千尋のことを讃えているお茶目な神様たちがいたのを覚えているでしょうか?
集団で行動している子の神様の名前は春日様といい、物語の序盤で船にのって油屋でやってきたところも描写されています。

神社などの宮司に似た格好をしており、顔を模様の書かれた紙で隠しているのが特徴的なこの神様。
モデルとなったのは、春日神社の祭神でもある春日神です。
顔を覆っている模様の書かれた紙は像面というもので、実際に春日神社で春日神へと舞を奉納する際に使われているものだそうです。

集団で移動していたのも、舞を踊る時には複数人であることが理由なのかもしれません。
厳かな雰囲気を持っているのに物語の最後ではお茶目な姿も見せてくれるなど、人間臭いところも持っている神様でした。

タイトルとURLをコピーしました