火垂るの墓の金曜ロードショー2025年放送日が遂に決定!
火垂るの墓の金曜ロードショー2025年の地上波放送日は8月15日(金曜日)です!


高畑勲が監督・脚本を務めた劇場アニメ「火垂るの墓」が、8月15日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系列)で放送されることが分かった。この発表は2025年5月26日に行われ、本作が同枠に登場するのは、高畑の死去を受けての追悼放送として流された2018年4月13日以来、約7年ぶりとなる。
この放送決定は多くのファンにとって朗報となりました。戦後80年という節目に、なんと7年ぶりに「金曜ロードショー」で地上波に復活するだけでなく、ついにNetflix(ネトフリ)でも日本発の配信が解禁されることになったのです。
なぜ7年間も放送されなかったのか?その理由を詳細に解説
視聴率低迷が最大の要因
「火垂るの墓」の視聴率は、2001年の最高視聴率(21.5%)をピークに、2010年代には低視聴率(6~9%台)が続きました。この視聴率推移を詳しく見てみましょう:
放送年 | 視聴率 | 特徴 |
---|---|---|
2001年 | 21.5% | 最高視聴率を記録 |
2007年以降 | 一桁台 | 急激な下降開始 |
2018年 | 6.7% | 最低視聴率(高畑監督追悼放送) |
テレビの影響力が高かった2000年代中盤までは視聴率は二桁を記録していましたが、2007年以降は一桁まで下降しており、2018年にはこれまでで最低の視聴率を記録しています。
視聴者の価値観の変化
視聴率低迷の背景には、視聴者の価値観の変化があります:
- 「家族で安心して楽しむジブリ作品」というイメージか外れて、視聴者層の幅が狭まっていることが考えられます
- 『火垂るの墓』は救いのないバッドエンドであり、現在の視聴者感情に合わない
- 清太は14歳の少年ですが、働かず、親戚の世話になってもお礼すら言わず、手伝いもせずに、人々とのつながりを絶って孤立し、妹・節子を死に追いやった「加害者」であり、「自己責任」という見方の人が増えていた
放送禁止説は完全なデマ
「火垂るの墓」が放送禁止になったという説は完全なデマです。
SNSなどでは「火垂るの墓は放送禁止になったのでは?」というウワサが広がっていましたが、事実として、結論、「火垂るの墓」が放送禁止になったことはありません。
この点について、2025年5月26日、日本テレビの福田博之社長は会見にて、「ほかにも放送していないジブリ作品はある。特別な理由があるわけではなく、色々な状況から編成判断をしている」と明言しています。
2025年8月15日放送の特別な意味とは
戦後80年の節目に放送される意義
終戦から80年を迎える当日、戦火を生きた幼い兄妹が懸命に生きようとする心震わす感動作を、いま一度噛みしめたい。今回の放送には特別な意味があります:
- 戦後80年という歴史的節目
- 終戦記念日8月15日の放送
- 7年ぶりの地上波復活
- 平和への願いを込めたメッセージ
放送日の8月15日は「終戦の日」。金曜ロードショーの公式Xでは、「戦後80年 今こそかみしめたい命の物語 戦火を生きた幼い兄妹が懸命に生きようとする心震わす感動作」と紹介され、原作小説の発行レーベルである新潮文庫の公式Xでは、「戦争はなぜなくならないのか、この機会にじっくり考えてみませんか」と投稿されている。
Netflix配信も同時に解禁
地上波放送と並行して、「火垂るの墓」は、7月15日よりNetflixにて独占配信が行われる。スタジオジブリ作品が国内で配信されるのはこれが初めてとなります。
配信・放送形態 | 開始日 | 特徴 |
---|---|---|
Netflix配信 | 2025年7月15日 | 日本国内初のジブリ作品配信 |
金曜ロードショー | 2025年8月15日 | 7年ぶりの地上波放送 |
SNSで話題!ファンの反応と期待の声
7年ぶりの放送決定に驚きの声
「もうテレビでは観られないかと思ってた」「とうとう放送するのか」「封印されたのかと……」
引用:Yahoo!ニュース
多くのファンから「描写が悲惨すぎるから地上波放送は難しいのではないか」とウワサされていたため、「金ロー」での放送が発表され「もうテレビでは観られないかと思ってた」「とうとう放送するのか」「封印されたのかと……」と驚きの声があがっていました。
終戦記念日への想いを込めた投稿
「8月15日は火垂るの墓を放送する日にしよう」「やっぱり終戦記念日周辺には、毎年『火垂るの墓』を放映しよう」
引用:現代ビジネス
ツイートの中には、「8月15日は火垂るの墓を放送する日にしよう」「やっぱり終戦記念日周辺には、毎年『火垂るの墓』を放映しよう」などと訴えかけるような声も多かった。
平和教育への期待
「戦争はなぜなくならないのか、この機会にじっくり考えてみませんか」
引用:新潮社プレスリリース
今年は終戦80年です。戦争の記憶はどんどん薄れ、最近では平和教育の教材として活用されていた『はだしのゲン』(著:中沢啓治)が削除されるなど、そもそも触れられる機会も限られてきました。そういったなかでの、今回の『火垂るの墓』の地上波放送は、貴重な機会といえるでしょう。
ノーカット放送への期待と不安
「火垂るの墓で清太が包帯グルグルでウジが涌いてるお母さんと対面するシーンって地上波で流れるときカットされてると思うんだけど、あそこはカットするべきじゃないと思ってる」
引用:WALLOP VOD
一方で、一方で気になるのは「本編ノーカットなのかどうか」です。公式からはそういった情報がまだ出ていないため、今後の追加情報が待たれますという声もあります。
別の視点から見る火垂るの墓の金曜ロードショー復活
海外での高い評価が後押し
『火垂るの墓』は、24年9月16日より独占配信され、配信初週には「Netflix週間グローバルTOP10」(映画・非英語部門)で第7位にランクイン。1988年に公開された作品でありながら、海外のSNSでは感動の声が相次ぎ、世界中で改めて大きな注目を集めていた。
この海外での高評価が、日本国内での配信と地上波放送復活の後押しとなったと考えられます。
高畑勲監督の再評価機運
世界的には、NETFLIXでジブリ作品の配信が解禁されており、高畑監督の再評価の機運が高まっているところです。
高畑勲監督再評価の要因:
- 海外配信での高い評価
- 戦後80年という節目
- 平和教育の重要性の再認識
- アニメーション技術の芸術的価値の理解
視聴率回復への期待
「火垂るの墓」は今次の条件が揃っていることから、注目を集めている為です。金曜ロードショーの放送日がちょうど戦後80周年の終戦日8月15日と重なっている。
この特別な条件により、過去の低視聴率から脱却できる可能性が高まっています:
- 戦後80年の節目という話題性
- 7年ぶりの復活という希少性
- Netflix配信による事前の話題作り
- SNSでの拡散による認知度向上
火垂るの墓の金曜ロードショー放送歴史
過去の放送実績
「火垂るの墓」は金曜ロードショーにて、1989年~2018年4月13日までで、1~4年おきに計13回放送されてきました。
日本テレビ系列(一部の局を除く)で放送の『金曜ロードショー』で1989年と1990年に2年連続で放送した後、1997年から2009年までは2年に1度(奇数年)、8月の終戦の日前後にこの作品を放映していた。
期間 | 放送頻度 | 特徴 |
---|---|---|
1989年~1990年 | 2年連続 | 初期の高視聴率時代 |
1997年~2009年 | 2年に1度(奇数年) | 8月の終戦日前後に固定化 |
2013年 | 特別放送 | 『かぐや姫の物語』公開記念 |
2018年 | 追悼放送 | 高畑勲監督追悼特別番組 |
興味深い放送データ
意外な事実:同作は1989年以来ほぼ2~3年ごとに放送され、13回中10回は8月だったものの、15日に放送されたことはない。今回の2025年8月15日の放送は、実は史上初の終戦記念日当日の放送となります。
なお終戦を迎えた夏に『火垂るの墓』が放送されたのは2015年が最後です。実に10年ぶりの夏の放送となるのです。
まとめ:戦後80年の節目に復活する「火垂るの墓」
火垂るの墓の金曜ロードショー2025年の地上波放送日は8月15日(金曜日)に決定しました。
この7年ぶりの復活は、単なる映画の再放送を超えた深い意味を持っています。戦後80年という歴史的節目において、戦争のむなしさ、そして命の尊さ、平和の大切さを、記念日に放送することで、我々、特に若い世代にもう一度考えてほしい、そんなメッセージが込められているように思います。
今回の放送の重要なポイント:
- 史上初の8月15日当日放送
- 7年ぶりの地上波復活
- Netflix配信と連動した話題作り
- 戦後80年の節目という特別な意義
- 視聴率回復への期待
今後の継続的なオンエアを願う為にも、当日はできるだけテレビの前で『火垂るの墓』を視聴しておきたいですね。
この機会に、私たちは戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて心に刻み、次の世代にその大切なメッセージを伝えていく責任を感じなければなりません。火垂るの墓の金曜ロードショー2025年放送は、そのための貴重な機会となることでしょう。

