千と千尋の神隠し:白いやつは大根の神様!おしら様って知ってた?

キャラクター

「大根みたいなこの生き物はなんだろう?」千と千尋の神隠しのお話の中で見た目からしてなんだかよく分からない不思議な生き物が登場してきます。
話の流れから、その不思議な生き物は神様であることが分かりますが、それが分かるとこの神様はなんの神様なのか、より詳しく知りたくなります。
個性的な見た目だけど、実は神様という不思議なキャラクターの正体を詳しく追ってみましょう。

見た目が白い大根?!大根の神様おしら様!

見た目が白い大根の神様にはきちんと名前が付けられています。
この神様の名前は「おしら様」です。
大根そっくりの姿のおしら様ですが、ちゃんとモデルになった神様が存在しています。

おしら様のモデルとなったのは、東北地方で信仰されている神様で名前もおなじ「おしら様」です。
見た目が大根そっくりなのから分かるように、千と千尋の神隠しのおしら様は大根の神様です。

そして、実際に東北地方で信仰されているおしらさまは農業・馬・子・目・家の神様です。
実際のおしら様は桑の木で作られており、大体大きさは30cm程です。
30㎝の坊に男性や女性の顔を書いたり彫ったりして、衣装を重ねて着せています。

千尋とおしら様の出会いは?

いきなり知らない場所に迷い込んだ千尋ですが、仕事をしなければ親のように豚になってしまいます。
その時の千尋には、油屋で働くという選択肢しかありませんでした。
仕事を得るためには、まずは湯婆婆と契約を結ばなければいけません。

しかしその時、油屋の中では人間が忍び込んだと騒がれています。
千尋は従業員たちに見つからずに湯婆婆のところに行き、契約を結ばなければいけなくなりました。
そんな千尋を助けてくれるのが、油屋で働くリンです。

従業員たちの目を潜り抜けながら進んでいきますが、エレベーターを乗り継ぎ徐々に湯婆婆のところに近づいてきた時に、おしら様が現れます。
他の人には見つかってはいけなかったのに、従業員ではないものの神様には会ってしまうというハプニングが起こってしまいました。

千尋の存在をごまかし、千尋を最上階に進ませたいリンでしたがおしら様は何故か後ろをついていきます。
そんな時、リンは油屋の他の従業員に人間くさいと疑われてピンチの状態になってしまいます。

従業員に見つかってしまうと焦ったリンは、千尋を急いでエレベーターに押し込みますがそこにおしら様も一緒に乗ってしまいます。

ですがおしら様の身体は非常に大きく、おしら様が一緒にエレベーターに乗ってくれたから千尋はその巨体に隠れ、バレることがなく上へ進むことができたのです。
おしら様は人の言葉を喋るわけではなく、終始無言のため何を考えているのか分かりません。
しかし、エレベーターにおしら様が乗ってきた時、千尋を庇っているように見えたという人も少なくないはずです。

おしら様はエレベーターで千尋をかばった?その理由を考察!

もしも、おしら様がエレベーターで千尋を庇っていたら、千尋がおしら様に好かれているという説が濃厚かもしれません。
作中でも、千尋は人間という忌み嫌われる立場でありながら最終的にほとんどのキャラに好かれています。

好かれているとしたら、どこが好かれているのか明確には分かりませんが油屋の世界の人たちを引き寄せる魅力があるのかもしれません。
実際千尋とエレベーターに乗って湯婆婆の階には行きましたが、おしら様は結局最上階で降りてないので好かれている可能性は十分にあります。

もう1つの説が、偶然だったのではないかという説です。
おしら様がリンと千尋についてきたのは、行きたかった場所があるからだと考えます。
そのため、エレベーターに乗る千尋についていけば、自分の行きたいところに行けると思ったのかもしれません。
どっちの説もありそうですが、せっかくなら千尋を庇ってくれたという説の方であってほしいと思ってしまいます。

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