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崖の上のポニョのお母さん「リサ」の声優は山口智子?完全解説!

崖の上のポニョのお母さん「リサ」の声優は山口智子?完全解説! ポニョ情報
崖の上のポニョのお母さん「リサ」の声優は山口智子?完全解説!

崖の上のポニョのお母さん・リサの声優は山口智子!結論から徹底解説

『崖の上のポニョ』で宗介のお母さん「リサ」の声優を担当しているのは、女優の山口智子さんです。山口さんは「夢と希望にあふれた、壮大なスケールの宮崎駿さんの作品が大好きです。作品にかかわらせていただける幸せを、リサのポジティブパワーに転換させてゆきたいです」とコメントを寄せています。

山口智子さんがリサ役に抜擢された理由は、他の女優陣とは全く異なるアプローチにありました。『崖の上のポニョ』の製作陣は、リサのキャスティングに非常に苦労したと明かしています。多くの女優さんがオーディションに参加するも、揃いも揃って思い詰めたような喋り方をしたのだそう。製作陣が思い描くイメージとかけ離れていて頭を抱えていたところ、ひとりだけ全く異なる喋り方をしたのが山口智子さんだったのです。

山口智子さんのプロフィールと実績

項目詳細
生年月日1964年10月20日
出身地栃木県栃木市
血液型A型
所属事務所研音
俳優・唐沢寿明
デビュー作NHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』(1988年)

山口智子さんは1964年10月20日生まれで、1988年にNHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』のヒロインとしてデビューしました。その後『ダブル★キッチン』(93年)や『王様のレストラン』(95年)、『ロングバケーション』(96年)など、数々のヒット作に出演し、日本の代表的な女優の一人として活躍しています。

山口さんは『崖の上のポニョ』の前年には「ライラの冒険/黄金の羅針盤」の日本語吹替えで声優を務めており、声の演技にも経験がありました。また、1993年には映画「遠い海から来たCOO」でも声優として出演しており、アニメーション作品での声の演技にも慣れ親しんでいたのです。

リサというキャラクターの魅力と設定

リサは25歳で、耕一の妻・宗介の母です。宗介と耕一から「リサ」と呼ばれており、保育園の隣にあるデイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働いています。「リサ・カー」と呼ばれる軽自動車(三菱・ミニカトッポ)で、海沿いのワインディングロードを駆け抜ける姿が印象的です。

力持ちでスーパーの大荷物も軽々持ち上げるが、運転中はサンドイッチを食べたり、少し無鉄砲な一面も持っています。夫婦仲は良好だが、夫が遅くなると不貞寝したり、信号灯のモールス信号で感情を表現することもある、非常に人間らしいキャラクターとして描かれています。

宮崎駿監督も「世が世なら、リサは剣と魔法もののヒロインです」といったコメントを絵コンテに残しているほど、従来のアニメの「優しいお母さん」とは異なる、自立した一人の女性として設定されています。

リサの名台詞と山口智子さんの演技力

リサの魅力的な台詞の数々を、山口智子さんの絶妙な演技で表現されています:

  • 「どなたか存じませんが、ここで除草剤を撒かないでください。」 – フジモトに毅然とした態度で立ち向かうシーン
  • 「宗介さ、運命っていうのがあるんだよ。辛くても、運命は変えられないんだよ。」 – ポニョとの別れに落ち込む宗介を励ます場面
  • 「BAKA BAKA BAKA BAKA」 – モールス信号で夫への怒りを表現する印象的なシーン
  • 「今、この家は嵐の中の灯台なの。真っ暗な中にいる人は、みんなこの光に励まされているわ。」 – 停電の中で宗介を安心させる母としての言葉

山口智子さんの声優としての評価と反響

山口さんは初日舞台挨拶で「宗介とポニョの”小さな恋の物語”と言いつつ、とてつもなく大きな愛の物語となっていて大好きです。特に、ポニョが『宗介のところ行く!』と言って大波を起こしながら突っ走るシーンが好きで、”会いたい”とか”好き”という気持ちに素直に身を任せて突進する女の本質を感じました(笑)。私も突っ走りたいです」と意味深なコメントをしています。

山口智子さんの演じるリサについて「宗介の母・リサは、船乗りの夫を待ちながら家を切り盛りするアグレッシブな女性。不思議なことが次々起ころうとも、ドンとかまえて受け止めて、宗介とポニョを温かく見守ります」と評価されています。

意外な芸能人が声優を務めていますが、全員ハマリ役でさすがのキャスティング、と言ったところとして、山口智子さんのリサ役も高く評価されています。

リサの最後のセリフ「グランマンマーレ」の謎

実はリサの最後のセリフについて、多くの人が疑問を抱いたことがありました。それは彼女が「何と言っていたのか」ということ。ポニョの母親が去っていく時「リサ、ありがとう」と心から感謝の言葉を述べました。それに答えたリサの最後のセリフは「あなたも(同じ母親としてお互い頑張りましょう)!(ありがとう)グランマンマーレ」という意味合いの、最後のセリフだったのではないかと思われます。

「崖の上のポニョ」の中で、ポニョの母親の名前が呼ばれたのはこのリサの最後のセリフだけ。父親のフジモトは「あの人」と呼び、ポニョも「お母さん」としか呼んでいませんでした。

SNS・WEBでの話題と引用

「#宗介 や #リサ も『となりのトトロ』を観ているのかもしれません🤗。#金ロー#崖の上のポニョ#ジブリ#ポニョ#宮崎駿#大橋のぞみ」


引用:日テレ金曜ロードショー公式Twitter

このツイートでは、リサの家の冷蔵庫に小トトロのマスコットが飾ってあることに注目が集まり、リサも「となりのトトロ」を観ているのではという楽しい考察がされています。

「宗介の母・リサは、船乗りの夫を待ちながら家を切り盛りするアグレッシブな女性。不思議なことが次々起ころうとも、ドンとかまえて受け止めて、宗介とポニョを温かく見守ります。そんなリサの声を担当するのは……なんと山口智子さん!」


引用:Pouch

このように、山口智子さんのリサ役については「なんと山口智子さん!」と驚きとともに評価されており、キャスティングの妙が話題になっています。

「【金曜ロードショー】山口智子&天海祐希などが声優で参加する『崖の上のポニョ』! 今夜はハムラーメンを用意してスタンバイしよ」


引用:Pouch

金曜ロードショーでの放送時には、山口智子さんを始めとする豪華声優陣への期待が高まり、多くのファンがSNSで盛り上がりを見せています。

山口智子さんと「リサ」の共通点

俳優の唐沢寿明さんと結婚しており、女優業も行いながら家庭を優先している山口さんとリサはそっくりですという指摘もあり、山口智子さん自身の生き方がリサというキャラクターと重なる部分があることも、演技に深みを与えている要因の一つと考えられます。

山口さんは94年公開の映画『居酒屋ゆうれい』で『第18回日本アカデミー賞』優秀主演女優賞を受賞するなど、実力派女優としての実績も十分で、リサの複雑な心情や強さを見事に表現しています。

別の切り口から見る山口智子さんのリサ役の意義

『崖の上のポニョ』において山口智子さんが演じるリサは、単なる「母親キャラクター」を超えた存在として描かれています。確かにリサには、仕事・子育て・家事を全て1人でこなす負担や、ポニョと宗介と地球の未来など、多くの困難がのし掛かります。しかし、そんな状況下でも、へこたれることなく堂々と立ち向かい、エネルギッシュに生きていくのが「リサ」です。

山口智子さんの演技は、このリサの強さと人間らしさを絶妙なバランスで表現しており、多くの観客に共感と感動を与えています。「リサ、泣かないの。僕も泣かないから」と声をかける宗介に対するリサの反応など、親子の絆を深く感じさせるシーンでも、山口智子さんの自然な演技が光っています。

まとめ:山口智子さんが創り出したリサの魅力

『崖の上のポニョ』で宗介のお母さん「リサ」を演じた山口智子さんは、従来のアニメーション作品にはない新しい母親像を創り上げました。どんなことにも全力で取り組むリサは、自分のことよりも他人を優先する優しいお母さんです。そのリサが育てた宗介も心優しい性格をしており、親子は似るんだと教えてくれました。

宗介が自身のお母さんを「リサ」と呼び捨てにしていることからも分かるように、この作品は従来の上下関係的な親子関係ではなく、より対等で信頼に基づいた新しい家族の形を提示しています。山口智子さんの演技は、そんなリサの現代的な母親像を見事に体現し、多くの観客に新鮮な印象を与え続けています。

山口智子さんが声を担当したリサは、『崖の上のポニョ』という作品において欠かせない存在であり、彼女の自然で力強い演技によって、この愛すべきキャラクターは永遠に多くの人々の心に残り続けることでしょう。

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