食材別カロリー

緑茶のカロリーは高い?低い?糖質やカテキンなどの栄養素も徹底分析

緑茶のカロリーは?糖質やカテキンなどの栄養素も徹底分析 食材別カロリー
緑茶のカロリーは?糖質やカテキンなどの栄養素も徹底分析

日本人に最もなじみ深い飲み物といえば、やはり緑茶でしょう。コンビニで手軽に買えるペットボトルから、丁寧に急須で淹れる本格的な煎茶まで、私たちの生活に深く根ざした存在です。

しかし、「緑茶ってカロリーはどのくらい?」「糖質制限中でも飲んで大丈夫?」「本当に健康にいいの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、緑茶のカロリーや糖質、そして注目の栄養素について詳しく解説します。ダイエット中の方や健康意識の高い方にとって、きっと役に立つ情報をお届けします。

緑茶のカロリーと糖質 – 驚きの低カロリーの秘密

まず最初に、緑茶のカロリーについて見ていきましょう。

緑茶のカロリーは驚くほど低い

緑茶100ml(100g)のカロリーは2kcalと、非常に低いカロリーです。これは、湯呑み茶碗1杯分(約200ml)でもわずか4kcalという計算になります。

緑茶の種類別カロリー(100ml当たり):

◎玉露 5kcal

◎煎茶 2kcal

◎番茶 0kcal

◎ほうじ茶 0kcal

◎玄米茶 0kcal

このように、緑茶の種類によって若干の差はありますが、どれも非常に低カロリーであることが分かります。

糖質もほぼゼロ!糖質制限の強い味方

緑茶100ml(100g)の糖質の量は0.2gと、こちらも非常に少ない値です。

緑茶の種類別糖質量(100ml当たり):

◎玉露 微量

◎煎茶 0.2g

◎番茶 0.1g

◎ほうじ茶 0.1g

◎玄米茶 0g

緑茶は食物繊維を含まないので炭水化物量=糖質量となり、お茶類のカロリーと糖質はほぼゼロと言ってもいいほどの少なさです。

緑茶の種類 カロリー(100ml) 糖質(100ml)
玉露 5kcal 微量
煎茶 2kcal 0.2g
番茶 0kcal 0.1g
ほうじ茶 0kcal 0.1g
玄米茶 0kcal 0g

緑茶のダイエット効果とおすすめ度

ダイエット中の飲み物として最適

緑茶には、むくみを解消する効果のあるカリウムが含まれています。また、カテキンによってコレステロールの吸収を抑えて排出を促したり、糖の吸収を抑える効果が期待できるのです。

カテキンは継続的にとり続けることによって、消費エネルギーを増加させる働きもあります。そのため、緑茶はダイエットのサポートに適した飲み物といえるでしょう。

科学的に証明されたダイエット効果

緑茶とダイエット効果を検証した15個の論文を分析した論文では「ダイエットに対してはマイルドであるが効果がある」とされています。

試験では8~24週間(中央値:12週間)、合計1,243例の方が緑茶を摂取して試験を行い、カテキンの中央値は588mg/日で実施されました。

実はカテキンとカフェインはダイエットに対しては相性がよく、別の研究でカフェイン単独と比較してエネルギー消費量が4%増加することもわかっています。

脂肪燃焼効果

一定量のカテキンを摂取し続けると、肝臓での脂質代謝が高まり、エネルギー消費が高まるため、体脂肪が減少します。

運動によって脂肪燃焼を促進させるには、運動前の1~2時間前に緑茶を飲むことがおすすめです。血中のカテキンの濃度が高い状態で運動をすることで、より効率よく脂肪を燃焼させることができます。

緑茶の三大栄養素

炭水化物

緑茶100ml(100g)の糖質の量は0.2gと非常に少量です。炭水化物のほとんどが糖質であり、食物繊維はほとんど含まれていません。

タンパク質

緑茶のタンパク質含有量は微量で、主要な栄養素としては考慮されません。

脂質

緑茶には脂質はほとんど含まれておらず、事実上0gです。

栄養素 含有量(100ml当たり)
炭水化物(糖質) 0.2g
タンパク質 微量
脂質 0g

緑茶の詳細な栄養素

カテキン – 緑茶の最強栄養素

緑茶に含まれているさまざまな成分の中で含有量が最も多く、85%程度がカテキン類によって占められています。

緑茶中の主なカテキンの成分はエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどの約4種類が含まれています。

緑茶抽出液中の主なカテキンの割合はエピガロカテキンガレートが約59.1%と最も多く、次いでエピガロカテキンが約19.2%、エピカテキンガレートが約13.7%、エピカテキンが約6.4%含まれています。

カテキンの健康効果

  • 抗酸化作用:活性酸素を除去する働きで、老化や病気の予防に役立ちます
  • コレステロールの吸収を抑え排出を促す働きがあります
  • 食後、腸からの糖の吸収を抑える働きがあります
  • 抗菌作用があるので食中毒の原因となるO-157などの食中毒菌や胃潰瘍や胃がんの原因となるピロリ菌の増殖もおさえる

エピガロカテキンガレートは、他の植物にはほとんど含まれていない緑茶特有の成分で、酸化から守る力が強く、その力は、ビタミンCの約7倍、ビタミンEの約14倍といわれています。

カテキンの含有量

宇治田原製茶場が行なった検査結果では、緑茶のカテキン含有量は次のようになっています:

・深蒸し煎茶 399.6mg/100mL

・若蒸し煎茶 325.0mg/100mL

(茶葉8gを熱湯150mLで60秒間浸出した液を測定)

ビタミンC – 熱に強い特殊なビタミンC

特にビタミンCの含有量が多いのが特徴です。緑茶100g中に、玉露19mg、煎茶6mg、釜炒り茶4mg、番茶3mgのビタミンCを含んでいます。

緑茶のビタミンCの特徴

緑茶は、熱に壊れやすいビタミンCを効率よく摂取できる数少ない飲み物です。その理由のひとつは、一緒に含まれている「カテキン」のおかげです。

緑茶特有の成分「カテキン」が、「ビタミンCの分解を防ぐ」作用があるからです。このおかげで熱いお湯でいれても、湯飲みの中にはビタミンCが壊れずに含まれたままなのです。

緑茶には約300~500mg/100g(茶葉)が含まれているといわれており、1日4~5杯の緑茶を飲むと1日に必要なビタミンCの約50%を補うことができます。

ビタミンCの効果

  • 皮膚や粘膜の保護、健康維持に働きます。特にコラーゲンの形成にはビタミンCは欠かせません
  • ビタミンCは抗酸化作用もあり、活性酸素の除去に役立ちます。美肌効果もあります
  • 酸化によって引き起こされる細胞の老化、心筋梗塞、動脈硬化、狭心症、ガン、白内障などの予防が期待できます

その他の栄養素

β-カロテンやビタミンB1、ビタミンB2、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンCを含んでいます。

温水に良く溶け、苦味があります。神経興奮、強心、利尿作用もあります。とくに若葉に多く、抹茶4.6%、玉露3.0%、煎茶2.8%、番茶2.0%含まれています(カフェインについて)。

アミノ酸類の一種で日本茶の旨味成分です。高級なお茶ほど多く含まれています。抹茶には番茶の12倍のテアニンが含まれています(テアニンについて)。

栄養素 効果・特徴
カテキン 抗酸化作用、ダイエット効果、抗菌作用
ビタミンC 美肌効果、抗酸化作用、免疫力向上
カフェイン 覚醒作用、利尿作用、集中力向上
テアニン リラックス効果、睡眠の質向上
β-カロテン プロビタミンA、抗酸化作用

緑茶のカロリーや栄養についてよくある質問

Q1: 緑茶は本当にカロリーゼロなの?

A: 完全にゼロではありませんが、緑茶100ml(100g)のカロリーは2kcalと非常に低く、食品衛生法上の栄養成分表示では、添加物のない紅茶は100ccあたり5kcal未満なので、ゼロカロリーや0kcalと表示できます。実質的にカロリーを気にする必要はありません。

Q2: 糖質制限ダイエット中でも緑茶は飲める?

A: はい、問題ありません。緑茶100ml(100g)の糖質の量は0.2gと非常に少なく、お茶類のカロリーと糖質はほぼゼロと言ってもいいほどの少なさです。糖質制限中でも安心して飲むことができます。

Q3: 緑茶のカテキンはどのくらい摂取すれば効果的?

A: 茶カテキンの有効濃度は1日540mg以上を毎日摂り続けると脂肪燃焼に役立ちます。カテキン540mgは緑茶で湯呑10杯程度に相当します。

Q4: 緑茶のビタミンCは熱で壊れないの?

A: 緑茶特有の成分「カテキン」が、「ビタミンCの分解を防ぐ」作用があるからです。このおかげで熱いお湯でいれても、湯飲みの中にはビタミンCが壊れずに含まれたままなのです。

Q5: 緑茶は何杯まで飲んでも大丈夫?

A: カテキンの健康効果を維持できるように、一度にたくさんの量を飲むのではなく、1日5杯ほどを2時間おきくらいにこまめに飲むのがおすすめです。ただし、カフェイン感受性の高い方は摂取量に注意が必要です。

Q6: 緑茶の茶殻にも栄養はある?

A: お湯でいれたお茶(茶液)のなかには、水溶性の成分は溶け出していますが、実はおよそ70%もの栄養成分は茶殻に残ってしまいます。茶殻には、ビタミンEやカロテン、食物繊維といった不溶性の成分が含まれているため、料理に使って食べることをおすすめします。

Q7: 緑茶でダイエット効果を得るには?

A: 運動によって脂肪燃焼を促進させるには、運動前の1~2時間前に緑茶を飲むことがおすすめです。また、食後の血糖値の上昇を抑えるには、朝より夕方にカテキンを豊富に含む緑茶を飲むことが効果的です。

Q8: 水出し緑茶でもカテキンは摂取できる?

A: カテキンは高温で溶けやすい性質を持っていますが、冷水で抽出すると、EGCGを抑え、EGCが多く抽出されます。水出し緑茶でもカテキンは摂取できますが、健康のことを考えると、80度以上の熱い湯温でじっくりと淹れる方が、カテキンをより多く摂取することができるのです。

緑茶のカロリーを消費するのに必要な運動時間

緑茶のカロリーは非常に低いため、運動で消費するのは簡単です。湯呑み1杯分(4kcal)を消費するのに必要な運動時間を見てみましょう。

体重別運動時間(4kcal消費)

消費カロリーの計算には、身体活動の強度を表すMETsを使った計算方法があります。METs×運動時間(h)×体重(kg)×1.05を使って計算します。

体重50kgの場合

  • ウォーキング(普通の速度):約1分30秒
  • ウォーキング(早歩き):約1分
  • ジョギング:約40秒
  • 階段上り:約30秒
  • サイクリング:約45秒
  • 水泳(クロール):約25秒
  • 縄跳び:約30秒
  • 筋トレ(軽い負荷):約1分
  • ヨガ:約2分
  • 家事(掃除機かけ):約1分30秒

体重60kgの場合

  • ウォーキング(普通の速度):約1分15秒
  • ウォーキング(早歩き):約50秒
  • ジョギング:約35秒
  • 階段上り:約25秒
  • サイクリング:約40秒
  • 水泳(クロール):約20秒
  • 縄跳び:約25秒
  • 筋トレ(軽い負荷):約50秒
  • ヨガ:約1分40秒
  • 家事(掃除機かけ):約1分15秒

体重70kgの場合

  • ウォーキング(普通の速度):約1分
  • ウォーキング(早歩き):約45秒
  • ジョギング:約30秒
  • 階段上り:約20秒
  • サイクリング:約35秒
  • 水泳(クロール):約15秒
  • 縄跳び:約20秒
  • 筋トレ(軽い負荷):約45秒
  • ヨガ:約1分25秒
  • 家事(掃除機かけ):約1分

運動の種類 METs 体重50kg 体重60kg 体重70kg
ウォーキング(普通) 3.0 1分30秒 1分15秒 1分
ウォーキング(早歩き) 4.0 1分 50秒 45秒
ジョギング 6.0 40秒 35秒 30秒
水泳(クロール) 8.0 25秒 20秒 15秒
縄跳び 8.0 30秒 25秒 20秒

ご覧の通り、緑茶のカロリーは非常に低いため、日常的な軽い運動でも簡単に消費することができます。むしろ、緑茶を飲むことで得られる健康効果の方がはるかに大きいと言えるでしょう。

緑茶の効果的な飲み方

カテキンを効率的に摂取する方法

カテキンは、淹れる温度によって成分の溶出量が変わってきます。水や低い湯温ではあまり溶出されませんが、湯温が高くなればなるほど溶出しやすくなります。

お茶を入れる際、お湯の温度を高く、抽出時間を長くすることで、より多くのカテキンを抽出することができます。

深蒸し茶がおすすめ

同じ緑茶でも「深蒸し茶」がカテキンを効率よく摂取できます。深蒸し茶は一般的な煎茶よりも長い時間をかけて蒸して仕上げます。

蒸し時間が長いので、茶葉の組織がやわらかくなって崩れるため、茶葉が細かくなり、抽出性が高まります。そのため、通常の煎茶と比べてカテキンがより多く溶け出すのです。

粉末緑茶で栄養素を100%摂取

粉末緑茶は、茶葉を丸ごと粉末に加工しています。茶殻も出ずすべて溶かして飲むことができるため、カテキンも100%体に取り入れることが可能です。

また、細かな粉末にすることで、体への吸収効率もアップ。粉末緑茶はカテキンを余すことなく取り入れられるだけでなく、効率よく摂取することができます。

まとめ

緑茶は、カロリーがほぼゼロで糖質も微量という、ダイエット中の方にとって理想的な飲み物です。湯呑み1杯分のカロリーはわずか4kcal程度で、軽い運動1分程度で簡単に消費できてしまいます。

しかし、緑茶の真の価値は低カロリーであることではなく、豊富な栄養素と健康効果にあります。

  • カテキン:抗酸化作用、ダイエット効果、抗菌作用
  • ビタミンC:美肌効果、免疫力向上(カテキンにより熱に強い)
  • テアニン:リラックス効果、睡眠の質向上
  • カフェイン:覚醒作用、脂肪燃焼効果

特に注目すべきは、緑茶のダイエット効果が15個の論文を分析した結果、科学的に証明されていることです。また、運動前の1~2時間前に緑茶を飲むことで、より効率よく脂肪を燃焼させることができるという実用的な効果も期待できます。

健康意識の高い現代において、緑茶は単なる伝統的な飲み物ではなく、科学的根拠に基づいた機能性飲料として再評価されています。カロリーや糖質を気にすることなく、毎日の健康習慣として緑茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。

1日5杯ほどを2時間おきくらいにこまめに飲むことで、緑茶の持つ素晴らしい健康効果を最大限に活用することができるでしょう。

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