食材別カロリー

アイスクリームのカロリーは高い?低い?糖質などの栄養素も徹底分析

アイスクリームのカロリーは?糖質などの栄養素も徹底分析 食材別カロリー
アイスクリームのカロリーは?糖質などの栄養素も徹底分析

アイスクリームのカロリーは驚きの高さ!基本データを徹底分析

アイスクリームが大好きな皆さん、実際にどのくらいのカロリーがあるか知っていますか?アイスクリームのカロリーは175g(カップ1個(200ml))で312kcal、100g換算では178kcalです。

これはお茶碗一杯分のご飯と同じ位のカロリーになります。さらに気になるのは、両手に収まる程度のカップアイスの場合、なんと380kcalぐらいのものもありますというデータもあります。

アイスクリームの分類と特徴

アイスクリームは厳密にはいくつかの分類があり、それぞれカロリーが異なります:

分類 乳固形分 乳脂肪分 100gあたりカロリー
アイスクリーム 15.0%以上 8.0%以上 178kcal
アイスミルク 10.0%以上 3.0%以上 167kcal
ラクトアイス 3.0%以上 規定なし 224kcal
氷菓 3.0%未満 規定なし 108kcal

興味深いことに、もっとも乳脂肪分が少ないはずなのに、一番カロリーや脂質量が多いのはラクトアイスなのです。実はラクトアイス、口当たりをなめらかにしてミルク感を補い、コクを出すために植物性脂肪が多く使われていることがあるのが理由です。

アイスクリームのダイエット効果とおすすめ度

ダイエット効果:★★☆☆☆

アイスクリームのダイエット効果は正直言って低めです。しかし、完全にNGというわけではありません。

良い点:

– 冷たいアイスを食べることで体温が下がり、それを上げるためにエネルギーが使われる

– バニラには「バニリン」という成分が含まれており、これには食欲を抑えたり、脂肪の蓄積を抑えたりする効果があります

– アイスクリームを食べると脳の働きが活発になり、イライラを抑制する効果があるそうです

注意点:

高カロリー・高糖質のため食べすぎは禁物

脂質も多いため太りやすい

冷えによる代謝低下のリスクもある

ダイエット中の食べ方のコツ

1. 小さなサイズを選ぶ:おやつの適量、1日150~200kcalの範囲で

2. 氷菓を選ぶ:同量で比較した場合、もっとも低カロリー・低糖質である氷菓が、ダイエット中におすすめです

3. バニラ味を選ぶ:バニラ味を選ぶのがおすすめです

4. 食べるタイミングを工夫:運動前にアイスを食べるのは運動後に食べるよりもいいと言われています

アイスクリームの三大栄養素

アイスクリームの三大栄養素は以下の通りです:

栄養素 175g(カップ1個) 100gあたり 特徴
炭水化物(糖質) 40.6g 23.1g 主に砂糖由来の糖質
脂質 14g 8.0g 乳脂肪分が主体
たんぱく質 6.83g 3.9g 乳由来の良質なタンパク質

糖質の詳細分析

アイスクリームカップ1個(200ml)「175g」の糖質の量は40.42gです。これはご飯お茶碗1杯で150gで、糖質は53gぐらいですので、まあまあ含まれていることになります。

糖質40.42gは決して少なくありません。これは角砂糖にすると約10個分に相当します。

脂質の内訳

アイスクリームの脂質は主に乳脂肪分ですが、商品によっては植物性油脂も含まれています。乳脂肪分が多く含まれるアイスクリームはエネルギーや脂質が多いイメージですが、意外にもラクトアイスの脂質含有量が多いとがわかります。

アイスクリームの詳細栄養素

ビタミン・ミネラル含有量

栄養素 175g(カップ1個) 100gあたり 1日必要量に対する割合
カルシウム 245mg 140mg 約37%
モリブデン 10.5μg 6μg 約42%
ビタミンA 89μg 51μg 約13%
ビタミンB2 0.21mg 0.12mg 約17%
ビタミンB12 0.7μg 0.4μg 約29%

注目すべき栄養素

カルシウム

ソフトクリーム100gあたりにカルシウムは130mg含まれています。これは牛乳や無糖ヨーグルト100g中のカルシウム量よりもやや多いです。さらに乳製品のカルシウムは吸収がよい点も魅力です。

モリブデン

アイスクリームカップ1個(200ml)「175g」にはモリブデンが10.5μg含まれています。モリブデンは体内の酵素の働きを助ける重要なミネラルです。

意外な栄養価の高さ

乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれていますため、アイスクリームは単なるお菓子ではなく、乳製品としての栄養価も持っています

特にたんぱく質は、筋肉のもとになる栄養ですため、運動の後にアイスを食べたいときには、氷菓よりもアイスクリームを選ぶのがおすすめですよ。

アイスクリームのカロリーや栄養についてのよくある質問Q&A

Q1: ダイエット中でもアイスクリームを食べても大丈夫?

A: おやつの適量、1日150~200kcalの範囲であれば問題ありません。ただし、通常のアイスクリーム175gは312kcalなので、量を調整するか、カップ1個の糖質量は8.5g・カロリーは78kcalで、成分表示に「マルチトールを除いた糖質は5g」のような低糖質アイスを選ぶことをおすすめします。

Q2: アイスクリームとラクトアイス、どちらが太りやすい?

A: どうしてもカロリーオーバーになってしまうのが悩みどころですが、ラクトアイスは乳脂肪分こそ低いものの、それを補うために植物性油脂を添加していることも多く、結果的にアイスクリームよりカロリーが高くなりがちです。栄養価を考えると、アイスクリームの方がおすすめです。

Q3: 糖質制限中に食べられるアイスはある?

A: はい、あります!SUNAOバニラ味は120mlと満足できる量でありながら、1個あたり糖質量5.8g、カロリー80kcalと糖質制限中にうれしい低糖質・低カロリーのアイスです。また、シャトレーゼのアイスは糖類5gといえます。

Q4: アイスクリームに含まれる添加物は心配?

A: アイスクリームは、厳しい規格に基づいて製造されており、風味や口どけの良さを重視した品質管理が行われています。ただし、人工甘味料は摂りすぎに注意が必要です。

Q5: 運動後にアイスを食べても大丈夫?

A: 運動後のアイスが太る原因になる場合があるというのはどういうことなのかと言えば、アイスから摂取するカロリーが運動で消費したカロリーを上回る場合があるからです。むしろ運動前にアイスを食べるのは運動後に食べるよりもいいと言われています。

Q6: アイスクリームを食べると体は冷える?

A: はい、体は冷えます。しかし冷たいアイスを食べることで体温が下がり、それを上げるためにエネルギーが使われるという効果もあります。ただし、食べすぎて身体を冷やすと代謝を落とすことにつながり、太りやすい身体になってしまうので注意が必要です。

Q7: 血糖値への影響はどの程度?

A: 普通のアイスを食べると血糖値が急上昇し、30~45分でピークに達します。しかし低糖質アイスを食べた場合は、血糖値はほとんど上がらず横ばい状態(やや低下)でした。

Q8: 妊娠中や授乳中でも食べられる?

A: アイスクリーム自体に問題はありませんが、高カロリー・高糖質なので、体重管理が必要な時期には量を控えめにすることをおすすめします。また、乳製品のカルシウムは吸収がよい点も魅力ですので、カルシウム補給の観点では有効です。

アイスクリームのカロリーを消費するために必要な運動時間

アイスクリーム175g(312kcal)のカロリーを消費するのに必要な運動時間を詳しく見てみましょう:

有酸素運動による消費時間

運動の種類 消費時間(目安) 運動強度
ウォーキング 約78分 時速4km程度
ジョギング 約42分 時速6km程度
ランニング 約26分 時速10km程度
サイクリング 約52分 時速15km程度
水泳(クロール) 約31分 普通のペース
水泳(平泳ぎ) 約47分 普通のペース

筋トレ・無酸素運動による消費時間

運動の種類 消費時間(目安) 備考
腕立て伏せ 約94分 1分間に15回ペース
腹筋運動 約78分 1分間に20回ペース
スクワット 約62分 1分間に15回ペース
プランク 約104分 静的維持

日常生活での消費時間

日常活動 消費時間(目安) 活動内容
掃除機かけ 約89分 一般的な掃除
階段昇降 約39分 普通のペース
買い物 約104分 歩き回る買い物
料理 約156分 立ち仕事
庭仕事 約78分 草むしりなど

効率的な消費方法

食べた分のエネルギーを運動で消費しようとすると、ちょっとした食事やおやつでも、20分以上の運動を行う必要があるんですね。

おすすめの組み合わせ:

1. ウォーキング40分 + 階段昇降20分

2. ジョギング30分 + 腹筋運動15分

3. 水泳25分 + ストレッチ10分

現実的な対策

たとえばアイスを食べた日の夜ごはんは、白米を減らす、カレーや天ぷらのような脂質・糖質が多い料理を控える、など1日の総摂取カロリーで考え調整するとよいでしょう。

まとめ:アイスクリームと上手に付き合うコツ

アイスクリームは確かに高カロリー・高糖質な食品ですが、甘いものを食べたというご褒美感もストレス緩和に繋がります。

アイスクリームを楽しむための5つのポイント:

1. 量をコントロール:1日150~200kcalの範囲で

2. 種類を選ぶ:氷菓が、ダイエット中におすすめです

3. タイミングを工夫:運動前にアイスを食べるのは運動後に食べるよりもいい

4. 栄養価を活用:運動の後にアイスを食べたいときには、氷菓よりもアイスクリームを選ぶのがおすすめ

5. 1日の総カロリーで調整:1日の総摂取カロリーで考え調整するとよいでしょう

食生活改善と運動を組み合わせることが、肥満解消の早道といえそうです。アイスクリームを完全に我慢するのではなく、適量を楽しみながら、健康的な生活を送ることが大切です。

暑い季節には特に食べたくなるアイスクリーム。今回の情報を参考に、アイスクリームに関する知識を取り入れて、おいしくアイスを楽しみましょう。

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