千と千尋の神隠しには、個性あふれる魅力的なキャラクターたちが、数多く登場します。
その中でも「坊ネズミ」というキャラクターが人気なのですが、どのようなキャラクターなのかご存じでしょうか。
今回はその正体や魅力について、詳しく紹介していきます。
坊ネズミ?坊ねずみ?そのキャラクターとは
坊ネズミが一般的ようです。どのようなキャラクターなのでしょうか。
中には作品を一度見ているものの、忘れてしまっている方もいるかもしれません。
ファンの間では人気サブキャラクターとして認知されているので、この機会に是非覚えておいてください。
正体は坊
坊ネズミはその名の通り、ネズミの姿をしていますが、その正体は湯婆婆の息子である坊なのです。
作中では「坊ネズミ」と呼ばれるシーンはありませんが、人間の姿をした坊とネズミの姿をした坊を分けるため、ファンを中心に「坊ネズミ」と呼ばれるようになりました。
坊ネズミは元々正式なキャラクター名ではないため、「坊ネズミ」と見聞きしてもどのキャラクターのことなのか、イメージが湧かない方も少なくないでしょう。
坊は普段大きな赤ん坊の姿をしているため、一目見たら忘れられないほどのインパクトがあります。
太り気味のふっくらした体型や、赤ん坊のような仕草などが特徴的なので、多くのジブリファンから愛されている登場人物です。
赤い前掛けがトレードマークで、普段は部屋にこもって生活しています。
湯婆婆には外に出ると病気になると言われて育てられていますが、これは湯婆婆にとって知られては都合の悪いことがあるからでしょう。
裏で悪事を働いている湯婆婆は、自分が行ってきたことを坊に知られるわけにはいかないと考えたため、普段は人目に付かない坊の部屋で育てているのです。
生い立ちも含めて坊は個性がありますね。
わがままで泣き虫な一面も
坊は体が大きくても赤ちゃんなので、わがままで泣き虫という一面もあります。
自分の部屋に入ってきた千尋に対して「遊んでくれなきゃ泣いちゃうぞ」と脅したり、千尋が遊んでくれないと大泣きしたりなど、赤ちゃんらしさを感じられるのが特徴的です。
千尋がこっそり湯婆婆の部屋に入り込んだシーンでの登場だったので、ハラハラしながら見ていた人も多いのではないでしょうか。
登場時はわがままで泣き虫という、赤ちゃん特有の特徴が目立ちました。
しかし物語後半では自分で立って歩けるようになり、成長を感じられるシーンもあります。
何より坊は、坊ネズミとなってから精神的にも身体的にも成長しているため、登場時とは異なる印象を持つ人も少なくないでしょう。
メインキャラクターである千尋やハクだけではなく、坊の成長も感じられる作品なのです。
坊が坊ネズミになった理由
坊が坊ネズミの姿になったのは、湯婆婆の姉である銭婆の魔法のせいです。
銭婆は湯婆婆に甘やかされて育った坊をみて「太りすぎ」と言いますが、坊は湯婆婆とそっくりな銭婆を間違えてしまいます。
すると「お母さんとの区別もつかないのか」と言われ、魔法でネズミの姿にされてしまうのです。
坊ネズミの姿にされたときは、ただキョトンとした様子だったので、尚のこと可愛らしさを感じますね。
その後坊ネズミの姿で千尋と冒険をしますが、そのうちに精神的に大きく成長します。
千尋がハクを助けようとしている中、一緒に協力してくれるのです。
いつも千尋の傍にいてくれる、動物キャラクターのような立場で活躍します。
坊ネズミの姿で千尋の味方をしてくれる
坊ネズミは最後まで千尋と一緒に行動し、ハクを助けようとする千尋の手助けをしてくれていました。
冒険は危険なこともありましたが、いつも千尋と一緒に行動し、離れようとしなかったのです。
赤ちゃんの姿で登場したときは「遊んでくれないと泣いちゃうぞ」と脅していたものの、千尋がハクを必死に助けようとする姿を見て、考えが変わったのかもしれません。
千と千尋の神隠しの名シーンを見てみても、千尋の肩に乗っていたり、ハク竜の背中に一緒に乗っていたりなど、傍にいることが非常に多いキャラクターです。
坊ネズミの姿でいるときは言葉を一切話しませんが、ふっくらとした体型と大きな目が可愛らしいので、ただ登場するだけで癒やされるキャラクターと言っても過言ではないでしょう。
坊ネズミのグッズって売ってるの?
坊ネズミのグッズは多数展開されています。
たとえばぬいぐるみやリュックなど、可愛らしいネズミをモチーフとしたグッズが非常に多く、子どもから大人まで人気です。
自宅用にはもちろん、プレゼントに選ばれることも多く、グッズの中でも坊ネズミをモチーフにした商品は支持されていることがわかります。
人間や神様が登場する千と千尋の神隠しの中でも、唯一馴染みのある「ネズミ」という動物なので、商品展開されやすいのかもしれません。
リサーチしてみると、その他にもメモ帳やクリアファイルなど、日常使いできるグッズも多数販売されていました。
坊ネズミが好きなファンの方は、ぜひ調べてみてください。