千と千尋の神隠しには個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。
不思議だったり、ちょっと怖かったりとそれぞれに違った良さがありますが、今日は可愛いキャラクターについて調べてみました。
映画の中で出てくるぽちゃっとした小さな可愛いネズミです。
千尋の傍にいるそのネズミにスポットを当ててみましょう。
正体は坊!名前は坊ネズミ!
ぽっちゃりとした可愛いネズミの正体は湯婆婆の息子である坊です。
坊と言えば、大きな体に赤い前掛けをしたアンバランスな雰囲気の子供です。
千尋に出会った当初は、自分のわがままを聞かせようと駄々をこねるシーンが印象的でした。
そんな坊がネズミの姿になったキャラクターの名前は、「坊ネズミ」と言うそうです。
元々は大きな赤ちゃんのような姿だった坊ですが、契約印を盗んだハクを追いかけて湯婆婆の姉である銭婆が湯屋までハクを追いかけてきます。
その中で坊の前に銭婆は現れました。
湯婆婆と銭婆は双子の姉妹ですから、見た目は瓜二つです。
銭婆の姿を見た坊は、湯婆婆と勘違いをします。
勘違いする坊に対して、銭婆は「お母さんと私の区別もつかないのかい」というセリフを吐いたあとで、坊に魔法をかけます。
その結果、坊は魔法によって坊ネズミになってしまうのです。
千尋に興味津々?その意味が坊ネズミのしぐさ
坊は、千尋に出会った時から千尋に遊べと強要してきたり不器用ながら非常に興味を持っている様子でした。
それはネズミの姿になってからも一緒です。
今までは湯婆婆に「外の世界は危ない」と言われ、部屋の中に閉じ込められていましたがネズミになったことで自由に動けるようになりました。
それなのに、坊はずっと千尋についていきます。
ハクを苦しめていたたたり虫が出てきた時に、釜爺に言われ千尋は「えんがちょ」をします。
そんな千尋を見て坊ネズミも千尋の真似をしました。
千尋がすることに興味深々で、千尋の真似ばかりしていました。
さらに、坊をネズミに変えた銭婆のもとへ行くとなったときにも、坊は自分に魔法をかけた相手にも関わらず着いてきました。
かなり千尋に懐いているように感じます。
ずっと部屋の中の世界しか知らなかった坊にとって、外の世界からきた人間の千尋は興味の対象なのでしょう。
銭婆のところに一緒に行った際には、回し車を一生懸命回したり、以前の坊ではできなかったことも目いっぱいやっている印象です。
自由に外の世界で好きなことをする時間は、坊ネズミにとってかけがえのないものだったのかもしれません。
坊ネズミになってからは、千尋に素直に甘えるシーンも描写されており可愛いと思った人も多いのではないでしょうか。
坊ネズミの声優は?当時の年齢も紹介
坊ネズミは、ネズミなので人の言葉をしゃべるセリフはないものの「チュウ」と可愛い声で喋ってくれるのでそれもまたキュートです。
ぽっちゃりとしたネズミの可愛いルックスに加え、可愛い声で鳴くことでさらにキャラとしての味が出ています。
可愛いを詰め込んだような坊ネズミの声が誰なのかという点ですが、俳優の神木隆之介さんが演じました。
もう大人になっているため、今の神木隆之介さんの声を聞くと別人のようです。
それもそのはず、神木隆之介さんが坊と坊ネズミを演じたのは8歳の時です。
8歳といえば、小学校2年生の年齢です。
神木隆之介さんは芸能界デビューが早く、子供のころから子役や俳優として活躍していました。
8歳の時に演じた役ということで、千と千尋の神隠しに声優として出演していた時は声変わりが始まる前です。
今もどこか可愛らしい雰囲気がある神木隆之介さんですが、子供の頃もとても可愛い声をしていたようです。
また、千と千尋の神隠し以外にも「ハウルの動く城」にも声優として出演しています。
この時も声変わり前と言うことで、神木隆之介さんの可愛い声を聴くことができます。