千と千尋の神隠し:だるまみたいなキャラクター?!名前はある?

キャラクター

千と千尋の神隠しにはたくさんのキャラクターが出ています。
中でも、湯婆婆の部屋にいた頭だけのだるまのようなキャラクターは、その奇妙な見た目から覚えている人も多いのでは?
緑色の顔だけしかなく、明確な言葉もしゃべらず掛け声のようなセリフしかないこのキャラクター。
その正体はいったい何なのでしょうか。

こちらの記事では、そんなだるまのようなキャラクターの正体について考察してみました。

このキャラクターの名前はかしら!

頭しかなく、緑色の顔が特徴的なこのキャラクターの名前はかしらと言います。
かしらは漢字で書くと頭と書くので、まさに頭しかない見た目にぴったりの名前ですね。
常に怖い表情をして、ぎょろっとした目をしていることから、怖いと思った人も多いのではないでしょうか。

ただ、映画の中でかしらたちの行動を見ていると、どちらかというとコミカルな印象を受けます。
掛け声のような声を出しながら跳ねて移動したり、時には転んでから起き上がったりと、怖い見た目とは裏腹に可愛い行動が多いかしらたち。

そんな彼らは、従業員のように働くことはなく、湯婆婆の手下として部屋に待機しています。

坊の部屋にいた理由を考察!正体は○○だから?!

かしらは坊の部屋の近くに待機しており、まるで坊を守っているように思えます。
では何故湯婆婆は、かしらたちを坊の部屋にいるようにしたのでしょうか。
それを考えるためには、かしらの正体について考察していく必要があります。

実はかしらの正体として考えられる妖怪がいて、舞首という妖怪です。
この妖怪は三人の武士が喧嘩をした挙句、お互いの首を斬って怨霊になってしまったという妖怪です。
人数もぴったりですし、怖い緑色の顔も死んでしまった人の顔色にも見えます。

さらに「おいおい」と掛け声のようなセリフしか喋れないのも、喧嘩をしているまま怨霊になってしまったからと考えると納得できます。
怨霊として彷徨っていたところを、湯婆婆の魔法で手下にされてしまったのかもしれません。

そして坊の部屋にいた理由ですが、用心棒として配置していたのではないかと考えられます。
武士といえば戦いが強いというイメージがありますし、用心棒を任せるにはぴったりに思えます。

さらに怖い顔と、顔だけしかないという見た目は、侵入者を驚かせるのに最適です。
三つの大きな生首が近寄ってくると考えたら、それだけで恐ろしいですよね。
大事な坊の部屋を守る門番を任せるなら、これ以上の相手はいないのではないでしょうか。

そしてもう一つ、かしらの正体に関する興味深い都市伝説があります。
それは、実はかしらは坊の父親ではないかというものです。

あれだけ坊を溺愛しており、誰であろうと近づけようとしなかった湯婆婆が、唯一側にいることを許しているのがかしらです。
坊の用心棒だからと考えることもできますが、父親だからこそ近くにいることを許しているのではないか、とも考えられますよね。

頭だけという姿も湯婆婆の魔法によるもので、本当は元の姿は別にあるのではないでしょうか。
そう考えると、意外と信ぴょう性のある都市伝説かもしれませんね。

ですが父親だと考えると、映画の中で筋が通らない部分も多くありますから、あくまで都市伝説でしかないと思った方が良いでしょう。

坊に変身!?その理由は?

かしらたちは映画の中盤、三人一組になって坊に変身してしまいます。
といっても、自分たちの意思で変身したわけではありません。湯婆婆の部屋を訪れた登場人物である銭婆の魔法によって、坊の姿へ変えられてしまったのです。

坊に変えられた後のかしらたちは、そのまま坊として振る舞っていたようでした。
湯婆婆も、中盤から銭婆の魔法によってかしらたちが坊になっているとは気付いておらず、終盤でハクに言われてようやく気付いたほど、坊になりきっていました。

いつも坊の側にいたからこそ、坊になりきることができたのかもしれません。
もしかしたら、湯婆婆に甘やかされて我儘し放題だった坊を羨ましく思っていて、つい坊のように振る舞っていたのかもしれませんね。

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