千と千尋の神隠しに登場するキャラクターの中には、登場回数が少ないけれど印象深いキャラクターたちが存在します。
そんなキャラクターの1つがひよこの姿をした可愛いキャラクターです。
頭に葉っぱを乗せて立っている姿や、湯舟に何匹かで入っている姿は可愛くてたまりません。
出演回数こそ少なくても可愛さはピカイチのひよこの神様について考察してみました。
ひよこみたいな神様の名前はオオトリ様!
登場回数の少ないひよこの神様ですが、実はちゃんと名前が存在していました。
ひよこの神様の名前は「オオトリ様」というそうです。
ひよこは鳥ですから大きなひよこ(鳥)でオオトリ様という名前なのかもしれません。
ちょっと安直な名前だなあと感じてしまう人も多いでしょう。
オオトリ様の他にも、千と千尋の神隠しの中には複数の神様が登場しています。
他の神様にはちゃんとモデルとなった神様が居るようなのですが、オオトリ様に関してはモデルとなった神様は居ないとのことです。
本物のひよこと同じように黄色い身体、そしてぼけーっとしているような少し間抜けな目が特徴的です。
神様とは思えないようなゆるい雰囲気が特徴的で、桶の中に何匹もぎゅうぎゅうに入って頭にタオルを乗せて入浴しているシーンもありました。
すこし間抜けで憎めない雰囲気の可愛いオオトリ様は、登場回数と反比例するように根強い人気があります。
ひよこの神様オオトリ様って可哀そうな神様?
可愛いルックスとゆるい雰囲気が魅力のオオトリ様ですが、オオトリ様には悲しい設定があるというのです。
間抜けな顔から、そんなイメージがあるキャラクターではありません。
劇場パンフレットに記載されている話なのですが、オオトリ様のキャラクター設定の中には食べられてしまったひよこの神様という説が書かれているのです。
キャラクターのビジュアルから、そんな悲しい設定があるようなキャラクターには見えません。
しかしひよこは実物は小さく弱い生き物です。
外で生きていればすぐにでも外敵に襲われる可能性が高いですし、卵の状態の時に成長できず卵の中で死んでしまうこともあります。
そんなかなしいひよこたちがオオトリ様という神様になってというエピソードがあるのです。
残酷なエピソードですが、時にはそんな悲しいことだって生きている世界では常に起こっていることです。
オオトリ様の名前の一部である「オオトリ」という名称は、ツルなど大きな鳥のことを指す言葉なのだそうです。
ニワトリになる前の小さなひよことはサイズ感も全く異なる名称です。
育つこともなく死んでしまったひよこたちの、大きくなりたかったという気持ちを込めてのオオトリ様という名前なのかもしれません。
こんな悲しいエピソードを聞いてしまうと、ちょっと間抜けな顔で可愛い鳥というイメージも少し変わってきます。
ひよこの神様オオトリ様が温泉に入るシーンが可愛い
オオトリ様といえば、と聞くと大体の人が想像するのがオオトリ様の温泉に入るシーンです。
湯屋にやってきた神様たちはお風呂に入りにきていますから、オオトリ様も例外ではありません。
オオトリ様たちは、1匹ずつお風呂に入るということはなく基本的に5匹6匹で一緒に入浴しています。
独特のオオトリ様の表情は、お風呂に入っていても何を思っているのかよくわからない表情をしています。
そんな姿すらもなんだか可愛く見えてきます。
浴槽の外に居るオオトリ様は、浴槽が空くのをタオルを持って待っていたり桶で泡を立てていたりと、皆それぞれ入浴を楽しんでいる様子です。
このシーンを見て、オオトリ様を好きになった人も多いのか、この入浴シーンのオオトリ様のグッズも多く販売されています。
入浴のワンシーンだけで、こんなに人気者になってしまうオオトリ様の可愛さはもしかしたら作中で1.2を争うかもしれません。
地味に人気も根強いらしく、出演シーンが少ないにも関わらず「崖の上のポニョ」にもさりげなくぬいぐるみとして出演しているそうです。
見る機会があったらぜひチェックしてみてください。